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パワーもしなやかさも据え置きのンバラ・クイーン [アフリカ]

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年も明けて2か月が過ぎ、続々と新作も出揃ってきましたね。
1-2月は昨年購入作を聴くことが多かったのが、ここにきて新譜聴きに追われてます。
聴くのに忙しくて記事にしてないんですけど、ジェネイ・アイコに続いて紹介するはこれ!

ヴィヴィアンの新作ですよ!タイトルは「Benen Level」。
最近はViviane Chididって名義みたいですけど。
5年ほど前だったかにミニ・アルバムがありましたけど、フル・アルバムは2010年の「WUY YAAYOOY」から10年ぶりですよ。シングルはちょこちょこ出してたので、活動はバリバリしてたんでしょうけど、待たされたなぁ。

ンバラの新作とか話題作とかいくつかあったと思いますけど、僕はほとんどスルーしちゃってたんですよね。どうしても聴きたいって思わないものが多くって。
たぶん僕はヴィヴィアンのスターらしい華やかさとか洗練とかも含めて大好きだったんですよ。
冒頭歌いだしの華やかなポップさに、あぁこれこれってね。
もちろんこの1曲目からタマとサバールの乱れ打ちが乱舞して、もう全開ですよ。
もろ手を挙げて喝采を叫ぶしかありません。

最近はアフリカ音楽はアンゴラやナイジャ・ポップはじめ若い世代による新しい波が押し寄せていて、僕なんて全然追いつけてません。セネガルにも若い世代のポップがあるのかないのか良く知りませんが、ベテランも負けてらんないってことでしょうか、この新作はもう有無を言わさない素晴らしい出来に仕上がってますよ。

傑作「WUY YAAYOOY」と比べて特別新しいことをやってるとも思えない。っていうかほとんど変わらない。ってことはオールド・スクールなンバラってことになるのか。ニュー・スクールなンバラがあるのかよくわからないけど。
2曲目や9曲目なんかは打ち込みも交えて新手のンバラ・ポップなのかもしれないけど、それにしてもパワーもしなやかさも10年前のまま、微塵も減じず据え置きってことに驚いてしまう。
MVもある「Deranger」なんて、ほんとスカッと爽快なンバラで後半の太鼓乱れ打ちには興奮せずにいられません。もうこれこれ。これを待ってたんだよ!こうなると新しいとか古いとか関係ないよな。

テンション上がりぱなっしのまま突っ切る全11曲41分。
ンバラ・クイーンは堂々健在を示す傑作です。

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