So-net無料ブログ作成
R&B/JAZZ/etc ブログトップ
前の10件 | -

絶頂期へまっしぐら [R&B/JAZZ/etc]

single19691970.jpg

ここ数年ジェイムス・ブラウンの音楽がより一層大きな位置を占めるようになってきました。
ブラック・ミュージックを熱心に聴き始めた頃90年ごろだったか「スタータイム」っていう4枚組のボックスがリリースされて。その前だと1stアルバムをレコードで持ってたくらいだった。

でも正直なところ、まだピンときてなかったな。絶頂期のファンク・ナンバーとか良さがわからなかった。今みたいなグルーヴバカじゃなかったから。それにボックスって聴きにくいから。あんまり聴かずに、10年後くらいに売り飛ばしちゃった。

その後、様々な黒人音楽を聴いて、ようやくJBの良さが分かるようになったわけ。それで「 In the Jungle Groove」を買いまして。やっぱあのアルバムが手っ取り早くJBを楽しむにはいいよね。
スポティファイであれこれオリジナル・アルバムを聴けるようになって一層拍車がかかった感じですね。

最近は2枚組の70年代中心の「Make It Funky: Big Payback 1971-1975」を聴くことが多いです。それとブーツィがいた頃にフォーカスした「Funk Power 1970: Brand New Thang」。これも問答無用に最高です。

つい最近手を出すつもりのなかったHip-O Selectから出てるシングル集まで買っちゃいましたよ。
全部集めるつもりはないけど、絶頂期へまっしぐらファンクを完成させる上り調子の頃「Singles 6: 1969-1970」。JBはアルバム・アーティストじゃんなかったから、こういうシングル集聴いた方がいいって言うけどね。でもシングルだけに長尺の曲がAB面に分かれて収録されてるのがそのまま収まってまして、まぁやっぱり後年のコンピの方がそういう面ではいいんだけど。

だって「Make It Funky」なんて「Make It Funky: Big Payback 1971-1975」では12分越えだもん。最高なんですよこれ。でもこのシングル集もなんだかんだよく聴いてます。この後の70年代中期も欲しいんだけど。っていうかストリーミングで聴けますけどね。
nice!(1)  コメント(2) 

DJによる細やかなおもてなし [R&B/JAZZ/etc]

degotoomuch.jpg

グルーヴに身を任せられる手ごろなハウスでもと思って物色して見つけたのがディーゴの新作「Too Much」。4HEROの人ですけど、ドラムン・ベースはロニ・サイズくらいしか聴かなかったから、ほとんど印象ない。

このアルバムとりたてて新しいわけじゃないし、とんがってないし、クラブ・ミュージックって新しいビートとかそういう要素がないと評価は高くならないと思うけど、このジャンルももう90年代くらいからジャンルとして確立して、そろそろ新しいとか関係ない心地よいグルーヴってだけの作品も、それはそれとしての評価があってもいいだろうと思いますね。

冒頭から心地よいジャジー・ソウルが2-3曲と続く。最近のジャズの動きとシンクロするというか、そういうものも適度に取り入れながら、なんとも心地よく時間が流れていく。インストも歌ものも細かいところまで神経の行き届いたリズム・トラックに支えられて、聴いてるとなぜか「おもてなし」なんて言葉が思い浮かぶ。
アフロビートもスマートにとりいれるところも上手いなぁ。どの曲もベースラインが気持ちよくうねってるのが◎。ほんと職人技だ。

DJによる極上のおもてなし。極上のなんていうと誤解されそうだな。細やかなおもてなしってとこか。カフェで流れてたら、長居してしまいそうな逸品です。
nice!(0)  コメント(0) 

モダン・ブギーはシルクの肌触り [R&B/JAZZ/etc]

Rouge.jpg

先行シングル「Forevermore」を聴いた時から楽しみにしてたユナの新作「Rouge」が本日リリース。でも僕は前作もシングルをラジオで耳にした程度で、特別彼女に注目してきたたわけじゃないんですけどね。
でも静かなソウルを感じる音楽性や容姿も含めて最近のユナは80-90年代にかけてのシャーデーに重なるんですよ。

先行シングルが「Forevermore」だけじゃなく、「Blank Marquee」「Pink Youth」とことごとくミディアムアップな所謂モダン・ブギーだったのである程度予想はしていたけど、アルバムもモダン・ブギーを基調に全編グルーヴィに攻めたてます。昨今のR&Bの流行りはトラップの向こうを張るもう一つの流行がこのモダン・ブギーなわけですけど、彼女の熱くならないシルクの肌触りを持つ歌声がグルーヴィなブギーと得難いコントラストを描いて快感。

一曲目がタイラー・ザ・クリエイターで、その後もGイージーMIYAVI、リトル・シムズと豪華客演陣に彩られながらも主役の歌声はマレーシアという出自などもはや関係なく、米R&Bシーンでも確固とした存在感を放っている。

確か彼女はちょっと前に結婚したそうで、そうしたことも音楽活動に落ち着きをもたらしているのかもしれない。「Foevermore」に続くラスト曲はマレー語で歌われる「Tiada Akhir」。終わりはない。
彼女の決意と静かな情熱が静かに伝わる傑作です。
それにしてもアリアナ同様、ジャケにカタカナ。こういうの外国の方にはやっぱりクールな感じに映るんでしょうかね。
nice!(1)  コメント(0) 

ダークなグラデーションを描くコンポジション [R&B/JAZZ/etc]

MellisaVisions.jpg

ジョエル・ロスを良く聴いてるんですが、ロスが多くの曲で参加しているチリ出身のテナー・サックス奏者ミシェル・アルダナの新作「Visions」がとても良いです。

これが4枚目くらいかな。本作で初めて知った人ですが、バークリー卒でニューヨークを拠点に活動しているそう。
ジョエル・ロスと同じく、イマドキというよりは正統派のモダン・ジャズ的な作品ですね。とはいえバークリー卒だからというわけじゃなく、最近のプレイヤーはとにかく上手いね。
先達の奏法や理論的な部分を消化して、自分にあった、曲に合った奏法を選び取っているような。別に曲ごとにコロコロ変わるというわけじゃないですけど。

女性のテナー・プレイヤーって全く思い浮かびませんが、本作もほぼ自作曲によるコンポジションの確かさと、レギュラー・グループであろうメンバーとのインター・プレイがスリリングで、ジャズらしい熱気とスリルを味わえる秀作に仕上がってます。暗いトーンのグラデーションが変化していくような曲はとても魅力的で、女性的な柔らかさよりゴリゴリと硬派なグルーヴに寄り切られる作品です。

もちろんジョエル・ロスもうまく溶け込んで、熱気をはらんだ演奏にクールな彩をもたらしています。
ロスが気に入った人にはおすすめのアルバムです。
nice!(1)  コメント(0) 

これ以上ない極上のネオ・ソウル [R&B/JAZZ/etc]

Heroes & Gods.jpg

先行シングル「Sent from Heaven」が素晴らしい出来だったので、期待していたラサーン・パターソンの8年ぶりの新作「Heroes & Gods」。これが期待以上の傑作ですよ!
一曲目の「Catch Me When I Fall」の歌いだしの歌声はちょっとスモーキー・ロビンソンを思い出させる。そんな風に一曲ごとにさまざまなソウルの先達の名前が思い浮かぶ。

前作は「Bleuphoria 」はプリンスにマニアックに入れ込み突き抜けた異形のエレクトロ・ファンク作だった。以前のアルバムはネオ・ソウルにそれほど入れ込まなかったせいかチラッとしか聴いたことないんだけど、ディアンジェロやマックスウェルと比べると小粒と言うか、どこか器用貧乏というほどではないにせよ、70年代ソウルをなぞってる感が強い印象だったんだよね。

でも前作あたりから自分の味も出せるようになったというか。
前作のネタはプリンスだったけど、プリンスになりきった挙句に突き抜けたみたいなとこらが面白い作品だった。
この人はディアンジェロやマックスウェルのようなイノヴェイターじゃない。かといって職人肌というのとも違う。
これまでのマーヴィンだったりスティーヴィーだったりプリンスだったり先達に帰依したような作品作りが肥やしとなって、そこで得た妙薬?もしくは秘伝?のようなものを得た今、自身のオリジナル・ソウルを創造しえるようになった。
って感じ?かな。

脇目もふらず自身のソウル・ミュージックを磨き上げてきた。ここにはその自信が漲っている。もう誰のものでもない。そうこれこそ言葉通りのネオ・ソウルじゃないだろうか。
時間をかけてこれ以上ないくらい磨き上げられた極上のネオ・ソウル。聴くほどに味わが増す。ご賞味あれ。

nice!(0)  コメント(0) 

ヴィブラフォンの新しい夜明け [R&B/JAZZ/etc]

kingmaker.png

なーんて大袈裟なタイトルつけちゃったけど、一聴すると普通のジャズ。
いまどきこういうモダン・ジャズなアルバム聴くのも久しぶりだな。最近のジャズ王道であるヒップホップを通過したジャズに食傷気味だったので、新鮮。

若干23歳のヴィブラフォン奏者ジョエル・ロスのデビュー作「KingMaker」。
ブルーノートからってこともあるのかジャズの王道なスウィングに心も身体もウキウキ。
とはいえ良く聴けば、いや良く聴かなくても2019年のジャズらしい刻印がそこここに。アルト1管のクインテット編成。グレッチェン・パーラトの歌もあり。

もうすぐヴィジェイ・アイヤーと来日するジェレミー・ダットンのリズムを細分化していくようなドラムにロスのハーモニーが平行移動していくヴァイブが絡み、イマニュエル・ウィルキンスのアルトが煽情的にブロウする。アンサンブルに重きを置きながら個々のプレイの自由さも確保している作曲術といい、アルバム全体を貫くスピード感といいやっぱりこれは現代のジャズ。

全13曲中、インタールードのベース・ソロ以外はすべてロスのオリジナル。どの曲も曲自体が魅力的なんですよね。あからさまな新しい意匠が施されてるわけじゃないんですけど。
グレッチェン・パーラトが歌う「Freda's Disposition」はロスのヴァイブと共にすかし絵をライブ・ペインティングで描くよう。

実のところ僕はあまりヴィブラフォン奏者のリーダー作って聴いたことないんですよ。
今年はジャズではチューバのテオン・クロスが一番のヒットでしたけど、こちらもそれに並ぶヒット作になりそう。どちらもジャズの花形ではない楽器なところが現代ジャズの隆盛を伝えてくれているってことなんでしょう。今後が楽しみな大器による爽快なデビュー作です。
nice!(0)  コメント(2) 

良い歌老舗のR&B [R&B/JAZZ/etc]

Soulofawoman.jpg

2月にジョニー・ギルのシングルがリリースされてたんですね。
全然知らんかった。

曲聴いちゃうともう何も特別に言うことはなんですけど。
老舗の味というか伝統的なR&Bソングですからね。ソウル・ミュージックですよ。
この人はこれでいいんです。アルバムも控えてるとか。楽しみ。

ほんと良い歌うたってますよ。

nice!(0)  コメント(0) 

2019年、東京の夜 [R&B/JAZZ/etc]

PRISM.jpg

iriの日本語のフロウに感心してたら、またいいの見つけた。
若い人はすごいね。

Friday Night Plans, JJJ, STUTSの「PRISM」。
これじゃなんだかよくわからない人のために、説明しときます。僕も最初なんだ?と思ったので。
女性シンガーFriday Night PlansとラッパーJJJとトラックメイカーSTUTSのコラボ・シングルです。アディダスのシューズ関係の企画ものみたい。

Youtubeで聴いてイッパツで気に入りました。
iriのアルバムにも参加していたSTUTSのトラックはメロウで文句なし。
問題はこの手を聴くと僕の場合大抵、男ラップがダッセー!ってことで残念なんですが。
このJJJっていうラッパーはなかなかいいじゃないの。別に特別カッコイーとも思わないけど、聴いてて恥ずかしくならない。

でも何よりFriday Night Plansのシルキーな歌声にすっかり酔わされました。
昨年デビューしたばかりの日本とフィリピンのハーフらしいんだけど、既発のシングルを聴いてみると、ほぼ英語で歌っていてそれはそれでとてもいいんだけど、ここでの英語と日本語がシームレスに繋がる歌唱が素晴らしく魅惑的で、こんなに英語と日本語が滑らかに繋がる歌は初めて聴きましたよ。

今の東京の夜の風景を写し取った見事な楽曲と今後が楽しみなシンガーとの新たな出会いにウキウキ。MVも完成度たっかいなぁ。

nice!(0)  コメント(0) 

全てが追憶の彼方に消え去ってもなお [R&B/JAZZ/etc]

RolltheDice.jpg

若手シンガー、ガラントをフィーチャーしたサラーム・レミのシングル「Roll the Dice」。
エイミー・ワインハウスのプロデューサーとして有名な人ですが、いやぁすごいですねぇ。先日ラジオで初めて聴いた時には、金縛りにあってしまいましたよ。

胸から流れ落ちる血が目の前で凍りついていくようなファルセット。
全てが追憶の彼方に消え去ってもなお、気配のように残る恋情といいましょうか。

何度聴いても震えますよ。

nice!(0)  コメント(0) 

雑多な人種が行きかう街角 [R&B/JAZZ/etc]

Glitter Wolf.png

こういう感じ久しぶりだな。
アリソン・ミラーというドラマーなんだけど、初めて聴いた名前。
彼女が率いるAllison Miller’s Boom Tic Boomの4作目?かな「Glitter Wolf」。

一時期ニューヨークのダウンタウン派というかロフト・ジャズから連なるミュージシャン群を良く聴いていた。ヘンリー・スレッギルやマーティ・アーリックとかね。
そのアーリックとの作品もあるピアノのマイラ・メルフォードが参加していることから聴いてみたんだけど、ロフト・ジャズの伝統?に連なるアヴァンな雰囲気がプンプンします。

自身のドラムにベース、ピアノ、フロントはクラリネット、コルネットにヴァイオリンという一風変わったセクステット。

一曲目からやはりメルフォードのピアノが強烈に耳をひく。もちろんそれを申し分なくグルーヴさせるアリソンのドラミングも強烈。パワフルですな。
そしてクラリネットが戦前ジャズ~クレツマーの薫りを載せてくるかと思えば、ヴァイオリンはクラシックからブルーグラスまで。

アリソンの作曲能力も高く、大道芸っぽい雰囲気やどこかユーモアを漂わせたなんちゃってガムランやアフリカンな曲調はドン・チェリーを想起させる。なんちゃってというのはあくまでニューヨーカーな風情が漂うのが魅力的だから。
かつてのフリー・ジャズみたいに行ったきり?にならずにアンサンブルのまとまりを重視しているのが今な感じ。

なんか雑多な人種が行きかうニューヨークの街角に立っているような気分になる。
ブルーノートじゃなくピット・インが似合いそうな快作。来日しないかなぁ。
nice!(0)  コメント(2) 
前の10件 | - R&B/JAZZ/etc ブログトップ