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2019年、東京の夜 [R&B/JAZZ/etc]

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iriの日本語のフロウに感心してたら、またいいの見つけた。
若い人はすごいね。

Friday Night Plans, JJJ, STUTSの「PRISM」。
これじゃなんだかよくわからない人のために、説明しときます。僕も最初なんだ?と思ったので。
女性シンガーFriday Night PlansとラッパーJJJとトラックメイカーSTUTSのコラボ・シングルです。アディダスのシューズ関係の企画ものみたい。

Youtubeで聴いてイッパツで気に入りました。
iriのアルバムにも参加していたSTUTSのトラックはメロウで文句なし。
問題はこの手を聴くと僕の場合大抵、男ラップがダッセー!ってことで残念なんですが。
このJJJっていうラッパーはなかなかいいじゃないの。別に特別カッコイーとも思わないけど、聴いてて恥ずかしくならない。

でも何よりFriday Night Plansのシルキーな歌声にすっかり酔わされました。
昨年デビューしたばかりの日本とフィリピンのハーフらしいんだけど、既発のシングルを聴いてみると、ほぼ英語で歌っていてそれはそれでとてもいいんだけど、ここでの英語と日本語がシームレスに繋がる歌唱が素晴らしく魅惑的で、こんなに英語と日本語が滑らかに繋がる歌は初めて聴きましたよ。

今の東京の夜の風景を写し取った見事な楽曲と今後が楽しみなシンガーとの新たな出会いにウキウキ。MVも完成度たっかいなぁ。

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全てが追憶の彼方に消え去ってもなお [R&B/JAZZ/etc]

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若手シンガー、ガラントをフィーチャーしたサラーム・レミのシングル「Roll the Dice」。
エイミー・ワインハウスのプロデューサーとして有名な人ですが、いやぁすごいですねぇ。先日ラジオで初めて聴いた時には、金縛りにあってしまいましたよ。

胸から流れ落ちる血が目の前で凍りついていくようなファルセット。
全てが追憶の彼方に消え去ってもなお、気配のように残る恋情といいましょうか。

何度聴いても震えますよ。

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雑多な人種が行きかう街角 [R&B/JAZZ/etc]

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こういう感じ久しぶりだな。
アリソン・ミラーというドラマーなんだけど、初めて聴いた名前。
彼女が率いるAllison Miller’s Boom Tic Boomの4作目?かな「Glitter Wolf」。

一時期ニューヨークのダウンタウン派というかロフト・ジャズから連なるミュージシャン群を良く聴いていた。ヘンリー・スレッギルやマーティ・アーリックとかね。
そのアーリックとの作品もあるピアノのマイラ・メルフォードが参加していることから聴いてみたんだけど、ロフト・ジャズの伝統?に連なるアヴァンな雰囲気がプンプンします。

自身のドラムにベース、ピアノ、フロントはクラリネット、コルネットにヴァイオリンという一風変わったセクステット。

一曲目からやはりメルフォードのピアノが強烈に耳をひく。もちろんそれを申し分なくグルーヴさせるアリソンのドラミングも強烈。パワフルですな。
そしてクラリネットが戦前ジャズ~クレツマーの薫りを載せてくるかと思えば、ヴァイオリンはクラシックからブルーグラスまで。

アリソンの作曲能力も高く、大道芸っぽい雰囲気やどこかユーモアを漂わせたなんちゃってガムランやアフリカンな曲調はドン・チェリーを想起させる。なんちゃってというのはあくまでニューヨーカーな風情が漂うのが魅力的だから。
かつてのフリー・ジャズみたいに行ったきり?にならずにアンサンブルのまとまりを重視しているのが今な感じ。

なんか雑多な人種が行きかうニューヨークの街角に立っているような気分になる。
ブルーノートじゃなくピット・インが似合いそうな快作。来日しないかなぁ。
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チューバが導く重低音グルーヴ [R&B/JAZZ/etc]

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一昨日は地面をもぐるベースラインの話をしたので、今日は同じ低音楽器でもベースじゃなくてチューバの話を。
イギリスのチューバ奏者テオン・クロスの初リーダー作「FYAH」。チューバ片手のジャケを見て思わず手が伸びた。チューバ奏者のリーダー作なんて珍しい。これが大当たり。

1曲目からモーゼス・ボイドのヘヴィなドラムとチューバの重低音によるシャベルカーで地面を掘り進むような怒涛の激重グルーヴが快感。全編地響き立てるようなチューバが思いっきり自己主張していていますね。ヌブヤ・ガルシアのサックスも雄々しい音色が気に入った。この3人はUKジャズの注目株なんですね。知りませんでしたよ。UKジャズも盛り上がってんだな。

ジャズでチューバというとブラス・バンドですけど、全曲オリジナルの楽曲はニューオリンズのガンボ風味と共にカリブの海風も薫る。もちろんリズムにはヒップホップを通過したグルーヴが溢れ、時にはアフロビートもあり。チューバの可能性を広げながら、ジャズの伝統と未来が交錯する音にワクワク。最後まで耳が惹きつけられっぱなし。

そういえばチューバが入るとベースレスになるものなのかな。本作ではベースはいないですけど。そもそもチューバの入ったクインテットとか聴いたことないのでよくわかりません。
ホーン・アンサンブルのひとつとしてならベースが入るんだろうけど、本作のように小編成の場合はやっぱり自動的にチューバがベースの役目を果たすことになるんだろう。

同じ役割と言ってもベースとチューバの違いはやはり弦の振動によって音を伝えるベースよりもチューバの方が管楽器だけに空気の振動が大きいというか音圧がすごいですね。
そういえばラップ・グループのザ・ルーツはライブでは低音域を補うためにチューバがいるとか。ヒップホップの影響少なくない今のジャズにおいてはこの低音域の音圧が必要とされるために、このテオン・クロスのようなチューバ奏者が現れたともいえるのかもしれない。他にもこういった新しい試みをするチューバ奏者が表れているのかよく知りませんけど。

アルバムでは後半に置かれた「CIYA」のメロウさにほっと一息。
鍵盤楽器がない編成のせいで隙間のあるグルーヴの中、音色の違う楽器どうしのハーモニーが広がる。ギターのアーティ・ザイツも良い。参加メンバーをみるとイギリスらしくカリブやアフリカっぽい名前が並びますね。
チューバの未来に光ありな注目作です。
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見かけよりも純なエモーション [R&B/JAZZ/etc]

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身体中タトゥーだらけのシンガー、ケラーニ。
先行シングル「Nights Like This」「Butterfly」が良くって、この新作「While We Wait」、ミックステープらしいけどを楽しみにしてました。一昨年の1stをちょっと聴いてみると、見てくれとは裏腹にけっこう正統派なR&Bなんですね。

トラップ時代のR&Bらしいグルーヴの向こうに、ほの暗いエモーションがゆらゆらと立ち上ってくる。アリアナのアルバムは大好きなんだけど、メロウな曲があったらよかったなと思ったりしてて。彼女はかわいらしい感じなんで、静かな曲でもメロウな情感はあまりないんですよね。これはまぁ別に不満というわけじゃなくて、ただのないものねだりですけど。

それでこのケラーニですけど、アリアナより年下のまだ23歳だけど、メロウな色っぽさはこちらの方があります。悪いこともいっぱいやってきたおかげで、痛い目にもたくさんあってきた。恋の痛みも人並み以上に味わってきたわよ。みたいな。

強がって斜に構えていながら、若さゆえの激しさと脆さが歌の中で見え隠れする。そんなところに惹かれます。見かけよりも純なエモーションを持ったシンガーです。

この曲のサンプリングが気になる。
たぶん古いSP音源だと思うけど、フィドルみたいな人の声?古いブルースとかフォークみたいながとても印象的に使われてます。

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元祖ブギーの姉御の華麗なる帰還 [R&B/JAZZ/etc]

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本日リリースのチャカ・カーンの11年ぶりの新作「Hello Happiness」。
前作は聴いてない。でもこれはいいんじゃない。
昨年のシングル「Like Suger」が最高だったので期待してた。今年に入ってからのタイトル曲も良かったし。

チャカってザ・シンガーな人なせいなのかライブ活動ほどにはアルバム制作には熱心じゃないですよね。
さすがにチャカだけに今流行りのトラップ風味なんてことはありません。今回はイギリス人によるプロデュースでノーザン・ソウルの伝統があるからなのか、ディスコを現代的に解釈した、っていうかこれもひとつの流行りですけど、今言うところのブギー路線ですね。うねるベース・ラインが快感です。

チャカは80年代以降はあまり時代と上手くハマった活動をしてこなかった印象がありますけど、今回は結構ハマってるんじゃないでしょうか。
ブルーノ・マーズが80’s路線でヒットを飛ばしたり、マーク・ロンソンとかあのあたりの感じと直結する気がする。っていうかチャカがそういう音楽の元祖であるわけで。
なにげにラテン・ファンクな「Like A Lady」に悶絶し、キャバレーR&B?「Too Hot」のどすこいな歌声に痺れ、ダビーな「Isn't That Enough」の酩酊感にほろ酔い。たった7曲、30分に満たない短さですけど、ギュッと密度の濃い仕上がりに文句なんてありません。まぁ1曲くらいメロウなバラードがあっても良かったけどね。快作ですよ。

元祖ブギーの女王。いや姉御の華麗なる帰還と言いたい。
それにしてももういい年だよねチャカって。でも声が全然衰えてない。
楽器としての声の強靭さに恐れ入ります。

これダウンロード購入したんですけど、800円なんですよ。
すっごい短いとはいえ、やっすいなぁ。シングル「Like Suger」を購入していたせいで、550円でした。CDの半額以下なので、こうなるともう迷いなくダウンロード購入になっちゃいますね。
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ブラジル音楽への清々しい敬意 [R&B/JAZZ/etc]

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アトランタ出身のシンガー、アレシャンドラ・ジャクソンの「LEGACY & ALCHEMY」はブラジル音楽へアプローチした2枚組の大作。詳しいことは知りません。ジャケからすると30歳前後?かな。だとすればそれなりのキャリアがあると思いますけど、他にアルバムは見当たらない。多分クラブとかを中心に活動するシンガーだと思う。CDをiTunesに取り込むとジャンルはジャズになるので、まぁ基本はそういうとこにあるんでしょう。

本作は一曲目のロー・ボルジェスの曲のイントロからしてアコギのカッティングにエレピだし、音楽的には所謂ブラジリアン・ジャズ・フュージョン。こういうのって多分いっぱいあると思いますけど、僕はほとんど聴いたことない。ウェイン・ショーターがミルトン・ナシメントとやったのとかも聴いたことない。

このアルバムは参加メンバーがすごい豪勢で、ゲストもアル・ジャロウ、イヴァン・リンス、カルリーニョス・ブラウン、故イヴォニ・ララなど、バックの演奏もブラジルとアメリカの腕利きのそろい踏み。ただ最近の若手じゃなくて、それぞれのレジェンド・ミュージシャンって感じかな。
そのせいもあり若干コンサバティブではあるけど、ジョビンはじめブラジル音楽の超有名曲が素直に正攻法で歌い演奏されていて気持ち良く聴き通せる。

時にはThe Bossa Nova Noites Orquestraと冠された管弦オーケストラも入り、録音も素晴らしくよろしく丁寧に紡がれた音がひたすら心地よい。
ジョビンの曲は息子&孫ジョビンを迎え、イヴォニ・ララを迎えたサンバはストレートにエスコーラ系でにっこり。「コルコヴァード」はオーケストラ入りの豪勢な演奏をバックにわざわざ「クワイエット・ナイツ」からのマイルスのソロまで引用している。

MPB系はあまり馴染みがないけど、冒頭のロー・ボルジェスからシコ・ブアルキ、ジルベルト・ジル、イヴァン・リンスなどまぁ有名曲ばっかりなんでしょう。
ラムゼイ・ルイスの「Brasilica」などブラジル音楽以外の選曲もあり、「Our Time Now」は作者のロッド・テンパートン本人を迎えている。テンパートンは2016年に亡くなっているので、本作はかなり時間をかけて制作されたようです。丁寧にじっくりと製作されたことが音の端々から伝わってくる。これだけ完成度が高ければ、新味はなくとも文句はない。とにかく聴いててひたすら心地よいのです。

アレシャンドラの歌について全く触れてませんでした。ふくよかな温もりを感じさせる中低音域がくっきりとしたサウンドの中で映える。ピッチのしっかりした声量を感じさせる落ち着いた歌声は、好き嫌いなく誰の耳にも馴染むことでしょう。

きっともっと暖かくなった春から初夏にかけての風薫る季節の方がよく似合う音楽かもしれない。もちろんそれまで寝かせておくつもりはないけど、ブラジル音楽への清々しい敬意に溢れた秀作です。

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シカゴ出身なれどスタイルはサウス [R&B/JAZZ/etc]

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今年は毎月1枚もしくは1曲ラップを買おうと思っては見たものの、なかなかこれは!っと思うものには巡り合えず、無理することもないので、今月はまぁいいかな、スダンナユズユリーの「Look At Me Now」がまさにトラップでイマドキのラップではあったし。

そんなところに昨夜ようやくこれはというのに出会いましたよ。
つい先日リリースされたばかりの女性ラッパー、ドリージーの「Big Dreez」です。
ジャケをみると二人組かと思っちゃいますが、ひとりです。
シカゴ出身だそうで、同郷のコモンにフックアップされた24歳。3枚目かな。かなり前からミックステープを発表してそれがコモンの耳にとまってのデビューだそう。
女性ラッパーはニッキーミナージュが頭3つも4つも抜けてたところに、昨年はカーディBがでてきましたが、このドリージーはかなりの実力派ですね。ラップ上手いもん。

それにしてもやっぱり女性になっちゃったな。
シカゴ出身といえど、スタイル的にはサウス。トラップですな。
最近こういう音を良く聴いていたせいか、すっかりこれが気持ちよく感じられるように体質改善?変化してしまいましたよ。

でもこのアルバムが気に入ったのは前半ラップ・ナンバーで畳みかけといて、中盤のジェレマイとデュエットするメロウ・ナンバー「Ecstasy」がとっても良かったからなんですね。この人ラップだけでなく歌もいけるんですよ。
その曲に続いてこれまた旬の若手シンガー、ジャクイースが客演する「Love Someone」も良い。この曲ではドリージーはラップだけですけど。

「RIP Aretha」なんて曲もあるけど、追悼って感じの曲じゃないだけど、何をラップしてんだろう。30分強しかない短いアルバムだけど、門外漢にはこれくらいが飽きずに聴けて良し。
ほんとに自分はこれをすきで楽しんでるのかいまだに心もとない感じもあるんだけど、興味深く楽しんでるのはまぁ間違いなので、ひさしぶりによくわかんないとこに踏み込んで、こういう未知との遭遇って嫌いじゃない。
さて2月はどんなのに出会えるかな。

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やっぱり新世代R&Bナンバー・ワン [R&B/JAZZ/etc]

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全然知らなかった。
ティナーシェが昨年の7月にシングル2曲もリリースしてたなんて、HPはたまにチェックしてたんだけど、今もだけど4月の「ジョイライド」しかのってないし。

2曲とも同じジャケで変だなと思ったらどうもこの後「Nashe」というミックステープをリリースする予定だったみたいで、でも半年たってもでてない。
彼女はこういうの多いな。
「ジョイライド」も延々延期になったせいかセールス的に芳しいものじゃなかったようで。僕もそうだったけど、待ちくたびれちゃったのよね。

それはそうと最近ラップに注目しているせいもあって、エイサップ・ロッキーやトラヴィス・スコットなどなど彼女の作品に参加しているラッパーを見て、改めてやっぱりティナーシェが新世代R&Bナンバー・ワンだなぁと思ったりして、「ジョイライド」も今頃良く聴いてます。

今年は気に入ったらすぐに曲単位で買うことにしているので、2曲ともさっさとダウンロード。
「Like I Used To」はトラップなトラックをバックにメランコリックな歌を聴かせ、「Throw A Fit」は醒めたミディアム・グルーヴにラップと歌の中間のようなヴォーカルがカッコいい。2曲ともイマドキ感ばっちりなトラックですでに20回くらいリピート。

とにかく今年はミックステープでもアルバムでもすんなり出してくださいな。


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Dのアメリカーナ深訪 [R&B/JAZZ/etc]

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ディアンジェロの新曲「UNSHAKEN」。
地味な曲だけど、スルメ味的に良いのでダウロード購入しました。
こんな定型ゴスペルな曲をやるなんてちょっと驚き。
歌詞にしてもメロディにしてもゴスペルっぽいというより完全にゴスペルですね。
遡って遡ってゴスペルまで来たのか、近所の教会のように身近なルーツなのか。
わかりませんが。まぁアメリカーナ的ですね。

でも作曲クレジットを確認してみればダニエル・ラノワの名前が。もう一人ロッコ・デルーカと言う人はラノワ関係なのかな、スライド・ギタリストです。
この曲はゲームのサントラ?に収録されるみたいなんですが、そこにラノワも参加してるとか。
もや~っとした音作りからしてラノワっぽくて、プロデュースとか録音自体にも関わってる気がします。ラノワのプロデュースしたネヴィル・ブラザーズの「イエロー・ムーン」と並べて聴きたくなります。

ディアンジェロとダニエル・ラノワか。
驚いたけど、なんとなく必然的とも思えるコラボです。
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