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すずめの戸締まり [映画]

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日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる「扉」を閉める旅に出た少女すずめの解放と成長を描く冒険物語。

新海誠監督:すずめの戸締まり
ひさしぶりのアニメーション作品。たしか前回見たのも同監督の「天気の子」だったような。「君の名は。」にも取り立てて良かったという記憶もないので、今回もあまり期待せずに見たのだけど、アニメーションならではの映像表現も素晴らしく、思いのほか楽しめた。というか素直に感動しました。やはり日本のアニメってすごいんだなぁと認識を新たに。
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アンダーカレント [映画]

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かなえは夫と銭湯を営んでいたが、ある日、夫が失踪。途方に暮れるもなんとか営業を再開すると、堀と名乗る男が現れ…。夫と妻と謎の男・堀の心の内を描き出す。

豊田徹也監督:アンダーカレント
ほどよいミステリー感と日常的なユーモアも交えて、人の心の内奥の不可思議さを上手く描いていたと思う。最後に伏線回収というか辻褄合わせというか、そんなにきっちりやらなくても良かったような気もする。細野晴臣の音楽も上手く合いすぎというか饒舌すぎる気もした。でも秀作。
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愛にイナズマ [映画]

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26歳の花⼦は映画監督デビューの夢を目前に潰され、10年以上⾳信不通だった家族を巻き込んで反撃を決意!愛と希望に満ちたイビツな家族の物語。

石井裕也監督:愛にイナズマ
見る前に20時間30分、結構長いなと思ったんだけど、実際以上に長く感じた。「舟を編む」と同じ監督とは思えない冗長さで序盤からイライラ。セリフが監督のひとり語りのように感じて、もっとイライラ。好きな人は好きな作品だろうけど、僕には全く会わない映画でしたね。
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン [映画]

あけましておめでとうございます。
年明け早々、地震に津波に、航空機事故と大変なことが起こってますが、このブログを読んでくれる人の中にも日本海側に住んでる人もいるのかなぁと少しはそんなことも考えて心配しています。

今年は映画ネタではじまりはじまり。

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1920年代オクラホマ州。石油の発掘で莫大な富を得た先住民・オーセージ族に白人たちが目をつけ、殺人にまで手を染める。実話を基に描く西部劇サスペンス。

マーティン・スコセッシ監督:キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
スコセッシって相変わらずコンスタントに新作を発表してますね。3時間半近い大作。映画冒頭の音楽を聴いてあぁそうだったこれはロビー・ロバートソンの最後の仕事でもあったんだった。ネイティブ・アメリカンの血をひき、過去にもそういう作品も作ってきたロビーですが、映像ありきの音楽であるだけにソロ作以上に魅力的に聴こえました。音楽に関していえば途中挿入されるブラインド・ウィリー・ジョンソンの「Dark was the night, cold was the ground」が寒々しくも耳から離れず、改めてすごい歌だなと。

映画はデニーロが飄々として悪役を演じ、ディカプリオが力こぶの入った演技なのは年齢的なものもあるのか対照的でした。でもはじめてディカプリオの演技を良いと思いましたね。でも3時間半はさすがに長かったな。でも超力作。
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル [映画]

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“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝《運命のダイヤル》を巡り、考古学者で冒険家のインディが、世界を股にかけ争奪戦を繰り広げる!冒険映画の最終編。

ジェームズ・マンゴールド監督:インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
ひさしぶりのハリウッド超大作。インディがすっかりお年寄りになり寂しい気分もありますが、まぁスカッと楽しめた。でも最初から最後まで、お決まりのハラハラ・アクション・モードでちょい疲れたのも確か。もう少し見せるとこあっても良かったのにな。ラストの帽子がサッと取られるとこ。まだ終わりじゃないって感じで好き。


鑑賞後、友人が作品を出展しているアート展を見に丸善 丸の内オアゾまで。あのあたり久しぶりに行った。師走の空気でしたね。
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ロスト・キング 500年越しの運命 [映画]

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主婦のフィリッパは“リチャード三世”と出逢って人生が一変。彼の真の姿を明かすべく、遺骨探しに没頭し…。1人の女性の情熱が歴史を覆した驚きの実話!

スティーヴン・フリアーズ監督:ロスト・キング 500年越しの運命
リチャード3世というのは日本人にとったら戦国武将とかと同じような歴史上の人物なのかな。そんな風に見たら、謎解きミステリーのようにも思えて意外に楽しめた。遺骨がみつかるシーンはなかなかに感動的。それを横から大学がぶんどっていこうとするところもどこでも同じようなことがあるんでしょう。地味ながら興味深い佳作。
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怪物 [映画]

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ある町の小学校でケンカが起きる。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、無邪気な子供たち、各々の主張は食い違い…。

是枝裕和監督:怪物
ひとつの物事が見る人によって違って見えるという良くある設定。脚本家、坂元裕二が是枝作品ということで、力入りすぎ技巧に溺れてしまったか。それと最近はLGBT的なモチーフをどこにでも挟み込んでくるのが流行なのかな。凡作。
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ナチスに仕掛けたチェスゲーム [映画]

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ツヴァイク原作「チェスの話」を映画化。ヒトラーの命令で監禁された公証人が1冊のチェス本を武器に、命を張ったナチスとの心理戦に挑む驚愕のサスペンス!

シュテファン・ツヴァイク監督:ナチスに仕掛けたチェスゲーム
ひさしぶりのナチス関連の映画。このては実話を元にというのが多いのだけど、本作は文学作品が原作だけに、仕掛けのあるストーリー展開がサスペンスフルに展開。主要キャストの熱演もあり、最後まで緊張を切らさず楽しめた。秀作。
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1秒先の彼 [映画]

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何をするにも人より1秒早いハジメと1秒遅いレイカの “消えた1日”を巡る物語。

山下敦弘監督:1秒先の彼
たいして期待もなく見に入ったらとてもよかった。主人公の1日が消えてしまう謎ときも、納得のオチで終わらせてくれて感心しました。宮藤官九郎による脚本もユーモアたっぷりで、ひさしぶりに声をあげて笑わせてもらいました。台湾映画のリメイクだそうでそっちも見たくなった。秀作です。
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波紋 [映画]

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新興宗教にのめり込みながらも平穏に暮らす依子の日常は失踪していた夫の帰還を機に狂い始めー。

荻上直子監督:波紋
日常に潜む不和や違和感にひたひたと侵されていくような恐怖感が、時にユーモアも交えほとんどブラック・コメディのように立ち現れる。しかしながらその中でもふてぶてしくも開き直りのような人の生命力も感じる秀作。主演の筒井真理子はじめ名バイプレイヤーばかりなだけにその演技にも目を瞠らされる。手拍子だけの音楽も素晴らしく効果的。
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