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イニシェリン島の精霊 [映画]

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1923年アイルランド、全員が顔見知りの孤島。パードリックは親友のコルムに突然の絶縁を告げられる。友情が崩壊した先にある、衝撃の結末とはー?

マーティン・マクドナー監督:イニシェリン島の精霊
美しい風景に見とれながらみていると、物語がだんだんと常軌を逸してゆく。ただいろんなメタファーを匂わせながらも、最後まで匂わせで終わるので、ちょっとイライラしてしまった。詰まんないわけじゃないが、評価が難しい作品。
低い雲を見て、あぁそうだったアイルランドって空が低かったなぁと20年以上前に行った彼の地を思った。
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茶飲友達 [映画]

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2013年に起きた高齢者専門の売春クラブが摘発された事件を元に、高齢者や若者が抱える閉塞感や寂しさなど、様々な問題を反映して描いた社会派群像劇。

外山文治外山文治:茶飲友達
特定の主人公のない群像劇と言えるだろうか。見てる方も主観と客観が常に交差していくような監督の手腕が素晴らしい。安易に正しいとも間違っているとも言わせないラストも胸に残る。秀作。
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ケイコ 目を澄ませて [映画]

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耳の聞こえないボクサーの日々を豊かな音響、淡い16mmフィルムの映像で描く。

三宅唱監督:ケイコ 目を澄ませて
フィルムでの撮影のせいなのか、荒川区周辺?の風景がいろいろと個人的に懐かしく琴線をくすぐられる。淡々と日常を映しながらも、岸井ゆきの主人公の心の移ろいを表す演技が素晴らしく惹きこまれた。秀作。
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トップガン マーヴェリック [映画]

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米海軍のエリートパイロットチーム“トップガン”に伝説のパイロット、マーヴェリックが教官として帰ってくるが…。

ジョセフ・コジンスキー監督:トップガン マーヴェリック
昨年大ヒットした映画を今頃見るのもなんですが。冒頭、ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」が流れてきたときにはちょっと気恥ずかしくなってしまった。当時前作を見に行ったわけじゃないけど。あまりのテンプレート通りなストーリー展開に笑ってしまう。今も昔もこういうのがみんな好きなんだな。戦闘機バトル・シーンは大迫力。こういうのは映画館で見ないとね。ジェニファー・コネリーが年とっても相変わらず美しくなんだかうれしかった。ひさしぶりにハリウッド・エンタメ映画を見た気がするけど、たまにはこういうのも良いな。
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エンドロールのつづき [映画]

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インドの田舎町のチャイ売りの少年が映画と出会い、やがて...。敬愛する巨匠たちへのオマージュをちりばめ、監督自身の実話をもとに描いた感動作!

パン・ナリン監督:エンドロールのつづき
インド版「ニュー・シネマ・パラダイス」の趣。ただ舞台がインドなので、ノスタルジックな映画への愛や過去の映画へのオマージュを感じるより、格差社会や貧富の差などが前面に出てきてしまったように思う。
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あのこと [映画]

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中絶が違法だった60年代のフランス。大学生のアンヌは望まぬ妊娠をするも、夢と学位のために独りたたかう。原作者の実体験を基にした小説の映画化。

オードレイ・ディヴァン監督:あのこと
中絶できるまでのタイムリミットが迫る中、主人公が追い詰められていく様はそこらのサスペンス以上にサスペンスフル。それにしても上映中、客席から苦悶の声が聞こえたけど、ほんとに見てるだけで文字通り「痛い」映画でした。秀作。
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ある男 [映画]

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弁護士の城戸は、ある女から事故で死んだ夫の身元調査をして欲しいという奇妙な相談を受け…。同名小説を映画化した「愛」と「過去」をめぐるヒューマンミステリー。

石川慶監督:ある男
先日、日本アカデミー賞を受賞したばかりの作品だから、平日だというのにお客さんいっぱいでした。ある男の正体は正直、真相はまぁそんなところだろうという感じなのだけど、作品としてストーリーを追っているだけで、ある人が本当にその人なのか、自分を自分たらしめるものとはという存在そのものが揺らいでいくというところが、映像としては残せていなかったように思う。だからただのヒューマンミステリーでしかなかったかな。
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愛する人に伝える言葉 [映画]

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余命宣告を受けた男とその母が、限られた時間で、穏やかに死と対峙する姿を描く。大女優カトリーヌ・ドヌーヴが、ブノワ・マジメルとの共演で魅せる感動作。

エマニュエル・ベルコ監督:愛する人に伝える言葉
病棟の医師や看護師が患者たちへどう対応したらよいか日ごろからディスカッションしている様がや主人公に寄り添う担当医師の落ち着いた会話がよかった。その医師役は実際の医師だとか。「まだ何も成し遂げていない」という主人公のつぶやきが胸に響く。医師が告げる愛する人に伝える言葉とは「赦してくれ」「私は赦す」「愛している」「ありがとう」「さようなら」。変にお涙頂戴にならない秀作でした。
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PLAN75 [映画]

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職を失った78歳のミチは「75歳から生死の選択権を与える制度〈プラン75〉」の申請を検討するが…。架空の制度を媒介に「生きる」ことを問う衝撃作。

早川千絵監督:PLAN75
予告編からほぼ想像できる展開で、物足りない。重いテーマを取り上げたことに満足してしまって、掘り下げが全然足りない。不治の病でもなけりゃ安楽死なんてそうそう選ばない。人間ってもっと生への執着が強いものでしょ。凡作。
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さかなのこ [映画]

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たくさんの出会いと優しさに導かれ成長する、お魚が大好きなミー坊の"すっギョい"人生!さかなクンの自叙伝を元にその半生をユーモアたっぷりに描く。

前田司郎監督:さかなのこ
この映画はキャスティングの勝利ですよね。さかなくんをのんにやらせるっていうね。あちこちで笑わせてれて、好きなことがあるってそれだけで素敵な事なんだと思わせてくれる愉快な作品です。
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