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2023年最後は2曲を [ひとりごと]

今日で2023年も終わり。
最後は今年気に入った曲を2曲ほど。

本年ベスト1にしたウィルソン・バチスタのアルバムからこの曲を。
間奏の管アレンジがお洒落すぎて聴いてるとニコニコしちゃう。


もう1曲はCDを待たされ続けたせいで忘れられなくなったともいえるチャズです。
結局未だにCDは出ないんですが、UKらしいセンスが肝のこのジャジーなハウス・ナンバーを。


正月三が日はお休みです。
では皆さん良いお年を。
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ラグジュアリーなサンバ・ソウル [ブラジル]

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今年はジョルジ・ベンはじめサンバ・ソウルをよく聴きました。
セウ・ジョルジの「Músicas para Churrasco, Vol. 1」を遅まきながら買ったのはちょうど一年前くらいだったか。ちょっと前に「Vol. 2」も買ったんですけどね。
パウラ・リマはライブ盤を買ったのでよく聴きました。
その他はサブスクで聴いてたんですが、2003年作「PAULA LIMA」がないんですよね。メジャー移籍作なのに。サブスクってほんとよくわからないですよね。

聴けないとなると聴きたくなるわけで。
中古でゲットしました。
これがまた良いんですよ。

ジョルジ・ベンやセウ・ジョルジの曲は書き下ろしなんでしょうかね。それらは王道のサンバ・ソウルで、もちろん良いんですが、僕が惹かれたのはプログラミング仕様の「Foi Para O Seu Bem」やバカラック・カバー「O Olhar Do Amor (Look Of Love)」なんか。めちゃくちゃ洗練されたメロウ・サンバ・ソウルでラグジュアリーな気分をたっぷり味わわせてくれます。「Serenata Ao Luar (Moonlight Serenade)」も仄白い月明りを浴びるようでオッシャレだなぁ。
ラップも交えた「Quatro」のコンテンポラリーさも申し分なし。ドリヴァル・カイーミの「Valera A Pena」もストリングス入りで優雅にキメテくれます。
スタジオ作ではこれが一番好きだな。

しばらく新作がないようなので、来年あたりひさしぶりのサンバ・ソウル作をだしてくれないかな。
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寝煙草の危険 [本]

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だいぶ前から図書館で予約していた本、マリアーナ・エンリケスの「寝煙草の危険」。
年末年始にゆっくり読めるなと思ってたんですが、短編集だから、ほんの2~3編のつもりが結局全部読んでしまった。

今年でた本としては、一部で話題・評価の高かった作品ですが、その評判どおり面白かった。〈アルゼンチンのホラー・プリンセス〉のプリンセスとも呼ばれてるので、ホラーなんて映画でさえほとんど見ないのに、恐る恐るといった感じでしたが、ホラーといっても文学的ホラーというか、アルゼンチンの民話的なものを軍事政権時代の記憶とないまぜに昇華した作品集といった趣。

訳者解説で言及されていた映画「瞳は静かに」「アルゼンチン1985」もみたくなつた。
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The Bus Driver's Prayer & Other Storiesのクレジットのこと [ひとりごと]

昨日、イアン・デューリーの「That's Enough of That」を張り付けましたけど、ちょっとびっくりしたのが、動画の概要欄に演奏者の詳細なクレジットがあったことなんですよね。

CDのブックレットにはまったくそういうのがなかったので、昨夜アルバム全曲の演奏者を30年以上経ってはじめて知りました。フェイバリット盤だけにこれはうれしかった。
そもそも92年に最初に出た時は主要なミュージシャンのクレジットだけで、作曲者もよくわからず、2004年にボーナス・トラック入りで再発されたときにようやく作曲者が誰か分かりました。

それで昨日ようやく演奏者もわかったわけで。

でもこの曲のサックスがジョン・ターンブルってのは、ほんとか?
それにしてもこういう曲を聴く度に、まったくもって唯一無二の個性だったなと思うわけです。

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生成AIについて [ひとりごと]

何年前だったか、美空ひばりのAIによる曲が出て物議をかもしましたよね。
僕はそれ聴いたことないんですけど、あまり完成度は高くなかったようで。人によっては冒涜だとかいろいろ言われました。

僕はその時、倫理的な問題はさておき、いずれ完成度高く作れるようになるんだろうなとは思いました。それに音楽家であれば自分が作った曲をあの人に歌ってもらいたいというのはあるだろうし、それがもうこの世にいない人だったりすることもあるでしょう。でもPCで音楽を作るこの時代、ドラムやベース音のように、アレサ・フランクリンやマーヴィン・ゲイの歌声がプリセットとして搭載されたりする時代が来るかもしれないなんてことも考えました。

そうしたら先日、生成AIによるカバー曲というのが最近話題なんだそうで。
誰かの曲をその曲をカバーしたことのない歌手の声で、歌わせる。生成AIによって歌手の歌い方や癖を学ばせて、自分の好きな曲を歌わせるってことらしいですけど。
当然のこと、倫理的・著作権的な問題はある。でも生成AIが出てきた時点で想像できましたよね。

これからはバカラック風の曲が欲しいとなればバカラックの曲を生成AIに学ばせて作らせるってこともできるわけですよね。それが実際に人間がつくったものか生成AIが作ったものか、何の申告もなければ聴き分けることなんかできないんじゃないでしょうか。

音楽家なら自身の力で作りたいと思うものでしょうけど、ちょっとしたCM曲なら生成AIに作らせた方が安くできるから、安い方が良いということにもなるでしょうし。まぁこれは音楽に限らないでしょうけど。なんでもコスパコスパな時代ですもんね。

それでは僕の冬の定番ソングをどうぞ。

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It's Rainingについて [ひとりごと]

僕のフェイバリット盤の1枚、ジェニファ・ウォーンズのアルバム「The Well」の中に「It's Raining」という曲があります。彼女は基本的に他人の既発曲を自分なりに歌うという感じのシンガーですけど、このアルバムでもビリー・ジョエルやトム・ウェイツの曲を取り上げてます。でもこの「It's Raining」は誰がオリジナルか僕は知らなかったんですよ。

で今日ですよ。この曲アーマ・トーマスの曲だったんですね。多分代表曲のひとつだと思うんですが。今頃知りました。いや恥ずかしい。
アーマ・トーマス。ニューオリンズの人ですが、ストーンズで有名な「Time Is On my Side」もこの人がオリジナルですよね。ってそれくらいしか知りませんでした。

それでですよ。
ソングライターがナオミ・ネヴィル。それは知ってましたけど。
これがアラン・トゥーサンだってことを今知りました。えーマジで。ってなもんで。
もちろんトゥーサン・プロデュース曲で、いやぁそうだったのか。いやまぁ知ってる人は普通に知ってるんでしょうけど。そうだったのかぁ・・・



オリジナルを聴くと曲の良さを素直に伝えるジェニファーの歌手としての美点も良くわかります。

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Apple Music Playlist 2023.12.25 [Astral's AM Playlist]

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Etta James:Changes
Youtubeでエタ、トゥーサン、ドクターが共演してる動画があって、エタとドクターはよく共演してたみたいだけど、トゥーサンとはと思ったら、この作品をプロデュースしてたんですね。80年という微妙な時代なので、ちょっとディスコっぽかったりするのかなと思ったら、ゴリゴリのファンク・アルバムでした。時代的にこれじゃセールスは厳しかったような気がするけど。リー・ドーシーの「ナイトピープル」はオリジナルの軽妙さの代わりにエタらしいパワフルな超重量級ファンクで降参。

収録曲じゃないけど。

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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル [映画]

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“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝《運命のダイヤル》を巡り、考古学者で冒険家のインディが、世界を股にかけ争奪戦を繰り広げる!冒険映画の最終編。

ジェームズ・マンゴールド監督:インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
ひさしぶりのハリウッド超大作。インディがすっかりお年寄りになり寂しい気分もありますが、まぁスカッと楽しめた。でも最初から最後まで、お決まりのハラハラ・アクション・モードでちょい疲れたのも確か。もう少し見せるとこあっても良かったのにな。ラストの帽子がサッと取られるとこ。まだ終わりじゃないって感じで好き。


鑑賞後、友人が作品を出展しているアート展を見に丸善 丸の内オアゾまで。あのあたり久しぶりに行った。師走の空気でしたね。
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ジェリーの証拠 [ひとりごと]

定期的にジェリー・ゴンザレスの動画を探してしまうシリーズ。
ひさしぶりに見たことのないのを見つけた。これは80年代後半かな。カーター・ジェファーソンがいるし。曲はモンクの「エヴィデンス」。変幻自在のリズムが堪らんのです。これよりカッコいい「エヴィデンス」は聴いたことなっす。

テレビの音楽番組なのか、後半のメンバー紹介もクール。

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ハンチバック [本]

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めずらしく芥川賞作品を読む。
市川沙央著「ハンチバック」。

受賞時から言及されていた「私は紙の本を憎んでいた」「読書のマチズモを憎んでいた」というのが、気にかかってたんですよね。本屋に行き、好きに本を選び、好きな格好でページをめくって読む。

音楽ファンとしては、やっぱりCDがないととか、レコードはやっぱり音が違うなとか、音楽を聴くことのマチズモってのもあるのかなと。まぁ音楽はすでにデジタル化が進み、クリックひとつで聴けるようにはなっていますけど。でも世の中には耳が聞こえない人というのが一定数いるわけで、そういう人達に音楽はどんな意味を持つんだろうとは時々考えます。

後半の展開など、さすが芥川賞作品だけはあるなと100頁に満たない作品ながら、刺さる作品であったのは確か。次作が楽しみです。
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