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寝煙草の危険 [本]

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だいぶ前から図書館で予約していた本、マリアーナ・エンリケスの「寝煙草の危険」。
年末年始にゆっくり読めるなと思ってたんですが、短編集だから、ほんの2~3編のつもりが結局全部読んでしまった。

今年でた本としては、一部で話題・評価の高かった作品ですが、その評判どおり面白かった。〈アルゼンチンのホラー・プリンセス〉のプリンセスとも呼ばれてるので、ホラーなんて映画でさえほとんど見ないのに、恐る恐るといった感じでしたが、ホラーといっても文学的ホラーというか、アルゼンチンの民話的なものを軍事政権時代の記憶とないまぜに昇華した作品集といった趣。

訳者解説で言及されていた映画「瞳は静かに」「アルゼンチン1985」もみたくなつた。
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