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 [本]

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今年に入ってから、朝井まかてばっかり読んでたんですが、ひさしぶりに翻訳小説を読みました。スコットランド出身で今はカナダに住んでるのかな。エリック・マコーマックという作家の「雲」という作品。もう80歳くらいらしいけど、初めて読む人です。

なんだか奇妙な小説でしたね。
登場人物が微妙にずれているというか、ストーリー自体は読者を煙に巻くようなことはないんだけど、突然グロい奇妙なエピソードがでてきたり、それが何を意味するのか、何かのメタファーなのか、最後にそれが回収されるかというとそういうこともなく。

愛や人生の不可解さ。
人は他者や物事を自身の見たいようにしか見ない。
とか色々、読み終わった後に、誰かと語り合いたくなるような小説でした。
面白かったから、そのうち他の作品も読んでみようかな。
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