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ラップでもトースティングでもなく7曲目:Cacka Boom [Mr LOVE PANTS] [イアン・デューリー]

まだまだ続きますこのシリーズ。
7曲目の「Cacka Boom」は一曲目の「Jack Shit George」と同じくリズ・ジョーンズとの共作。
この曲も大好きなんですよ。やっぱり他では得難い味わいというかグルーヴがあるんですよね。

ウネウネと地を這うベース・ラインに方やカッティング、方やアドリブ的に自在に絡んでゆく2本のギターが小気味よいファンキーなグルーヴ。サビでリズムが立ち上がった時は片方がワウをかますとこも、なんてことないけど痒いとこに手が届いた技です。
それに何よりデューリーのラップでもトースティングでもない独特のヴォーカルが乗ることによって生まれる味わい。言葉の乗せ方が面白いんですよね。上手く説明できないですけど。

相変わらず韻を踏みまくった歌詞もユーモアと辛辣さがないまぜになってこの人らしい。

罪を負ったなら 一発かませ
ただの冗談でやったこと そう言うんだ
眠いのなら こういう手だてもある
おもえらみんな説教臭い そう言ってやれ

そしてサビになると相変わらず鋭い

もし それにとりくもうとしないなら
もうすでに それに失敗してるんだ
もし それをやろうとしないなら
ただ それを後悔することになるよ

あとこの曲フェイド・インで始まるんですけど、考えてみるとフェイド・インで始まる曲ってあまりないですよね。フェイド・アウトはいっぱいあるけど。


歌詞対訳は邦盤(訳:丹 美継)から引用しました。
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