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Apple Music Playlist 2020.11.08 [Astral's AM Playlist]

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Joel Ross:WHO ARE YOU?
昨年のデビュー作に続き、早くもジョエル・ロスの新作がリリースされました。メンツは前作とだいたい同じなのかな。ぼけっと聴いてても美しくながれていくので、とってもの聴きやすい。でも何拍子だかわからない変拍子はじめ、ものすごく複雑なアンサンブルをそれと気づかせずに聴かせる圧倒的な技術に裏打ちされた演奏は、シンクロナイズド・スイミングを思い出す。水面上は艶やかななのに、水面下で激しく。それぞれのソロも素晴らしく、前作より濃密に聴きこむほどに新たな絵をみせてくれるだろう作品。
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Back to the Streetsについて [ひとりごと]

なんかしょっちゅうジェネイ・アイコが客演した曲がリリースされてる印象がありますね。
特にラッパーの曲で。でもわかりますよ。ラップと同じフィーリングで歌ってくれるからとってもいい感じになるし。あんまりがっつり歌い込まれると浮いちゃいますしね。

最近のではこのSaweetieの曲が気に入ってます。

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Apple Music Playlist 2020.11.06 [Astral's AM Playlist]

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Various Artists:Waiting To Exhale
先日ブライソン・ティラーの新曲で取り上げた映画「ため息つかせて」のサントラ盤(1995)。そうか本作はベイビーフィエスが全曲手掛けてたんですね。所謂ブラック・ムービーっていうんですかねこういうのも。ブランディやメアリJの曲は彼女たちのアルバムにも入ってるので、聴いたことがあったけど、ここが初出なんだな。もちろん美メロ目白押しの素晴らしいアルバムです。チャカ・カーンとフェイス・エヴァンスだけ聴けないのはどうしたことか。
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デューリーの歌詞について [イアン・デューリー]

イアン・デューリーの2枚のアルバムの全曲レビューを終えて、俺ってほんとこの2枚が好きなんだなぁと改めて思いましたね。世界でこの2枚を一番聴いてるのは自分だと自負してますよ。

今回のレビューではめずらしく歌詞についても色々記しました。普段は全然歌詞のことなんて気にしてないのにね。「Mr LOVE PANTS」は最初輸入盤で買って、のちに邦盤も買いました。そこで対訳を読んで、機知に富んだ歌詞にも魅了されたんですね。

最初に買ったデューリーのアルバムは「ニュー・ブーツ&パンティーズ」でしたが、輸入盤でしたから、歌詞については未だに知りません。他のアルバムについてもほとんど知りません。

僕の手元にデューリーが表紙のニュー・ミュージック・マガジンの79年4月号があります。どこで買ったのかもうよく覚えてませんが、ここにキャロライン・デイルというたぶんイギリス人だと思いますけど、「イアン・デューリーの反ロマン世界」という記事があって、「ニュー・ブーツ&パンティーズ」の歌詞について解説されています。これを読んで、普通に訳しただけじゃわからないことがよくわかったので、対訳のついてる邦盤CDも買わず、以降歌詞について気にせずに聴いてきました。

ファンキーな音楽性に惚れこんだからというのもありますけど、デューリーの歌詞ってものすごくイギリス人的で対訳読んでもどっちみちよくわからないだろうと思ったのもありますね。

この曲なんかも文法なんかも含めてのユーモアがあるみたいです。
でも音楽全体から伝わってくるユーモアを味わえば、それでいいんだと思ってます。

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Inhaleについて [ひとりごと]

先日のラジオ「メロウな夜」でブライソン・ティラーの新作から「Inhale」がかかりました。
この曲の松尾潔さんの解説に感心してしまいした。

この曲の後にホイットニー・ヒューストンが出演した映画「Wating To Exhale(ため息つかせて)」のサントラに収録されていたSWVの「All Night Long」がかかったんですが、この曲の歌詞をブライソン・ティラーの「Inhale」は上手く引用しているんだそうです。そして曲のタイトルを「Exhale(
息を吐く)」ではなく、「Inhale(息を吸う」としているということでした。

こういうR&Bマナーというんですかね。面白いですよね。

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Apple Music Playlist 2020.11.3 [Astral's AM Playlist]

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Kathleen Edwards:Total Freedom
カナダのシンガソングライターのひさしぶりの新作。7-8年ぶりかな。僕はこの人のライブを2005年に2ndアルバムのリリース当日にニューヨークで見てるんですよ。そんなこともあってそれなりに思い入れもあります。僕がまだこの手のシンガーソングライターに興味を持っていた最後の方に引っかかってきた人ですけど、もう最近はこういうの全然聴かなくなっちゃったな。でも全然音沙汰がないのでどうしてるかなとは思ってました。どうも前作をリリースした後、ちょっと疲れちゃったみたいで、故郷のオタワで友人とカフェを開いて、音楽から離れていたようです。
すっきりとした表情を見せるジャケを見れば、また音楽への意欲も湧いてきたんでしょう。すっきりとした明るさに満ちていて、特に「Option Open」の解放感は格別。爽やかな高騰感と共に気分を明るくしてくれる秀作。
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若き日々への郷愁 [ポップ/ロック]

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やばいもう11月。今年もあと2か月。
ここ数か月、イアン・デューリーのレビューをやってたせいで、急性デューリー中毒みたいになってしまっていて、ぜんっぜん新作をちゃんと聴けてなかったんです。
12月のベスト選に向けて、いろいろ聴きこんでいこう。別に無理して聴くこともないんだけど。

ボスの新作はもちろん、聴いてます。
昨年のアルバムも良かったですよね。ソングライターとして今も前進しているところが感じられて。
といいつつ、購入しないままだったんですが。

新作「Letter To You」はEストリート・バンドと一緒。
5日間で録音したってことで、ライブ感たっぷり。
音楽的には王道のスプリングスティーン節。
この高騰感があって、聴き手を励まし背中を押してくれるロックンロール。
そうそうマネできるもんじゃない。
70過ぎてもいまだパワフルだけど、ここでは若き日々への郷愁もにじませる。

70年代に書かれたという3曲はディランからの影響が如実に垣間見える。
白眉はその中の一曲「If I Was The Priest」。リズムの刻みがちょっとザ・バンドっぽい。
だからか、リヴォン・ヘルムに歌ってもらいたいと思える曲です。そういえば、リヴォンは再結成ザ・バンドで「アトランティック・シティ」を歌っていたっけ。
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インド洋のあっち側とこっち側 [アフリカ]

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今年の4月ぐらいだったか、愛聴盤であるマレーシアのジャミーラ・アブ・バカルを聴いてるうちに、もっとこういうの聴きたいなぁとムラユー歌謡への想いが高鳴りまして。以前から思ってたんですけど、どうも上手く見つけられない。ストリーミングでは全然見つけられないし、あの手の古いアジア音楽はどうもストリーミングではほとんど聴けないですよね。CDも見つからない。

僕が聴きたいのはA.Kadirという人なんですけど、CDは入手が困難で、大阪のプランテーションのHPにもうすぐ入荷という情報があったんですが、コロナの影響か全然入荷せず。Youtubeでなら色々聴けるんですけどね。ずーっとあぁ心おきなく聴きたいなぁと思い続けていたんですよね。

そんな時に出会ったのが、インド洋の向こう側であるザンジバルのシティ・ムハラム。
ターラブの伝説的歌手、シティ・ビンティ・サアドのひ孫だそうです。そもそも僕はターラブってちらっとしか聴いたことないんですけど。

ここ数年、いや10年くらいですか、マレーシアやインドネシア、他にもギリシャなどの音楽に時折合われれるアラブ的な薫り、旋律に静かに心惹かれるようになっていたんですよね。
それはある種のエキゾチシズムに惹かれるというような部分もあるんですけど。

このシティ・ムハラムについて僕が語れることは多くない。
ノルウェイ人ベーシストによるグルーヴィな演奏も、全体のグルーヴで聴かせる録音も現代的に響かせるおおきな理由のひとつなんでしょう。
インド洋のあっち側とこっち側、ムラユー歌謡をむさぼり聴けるようになるまで、いやなっても愛聴するであろう傑作です。
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