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インド洋のあっち側とこっち側 [アフリカ]

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今年の4月ぐらいだったか、愛聴盤であるマレーシアのジャミーラ・アブ・バカルを聴いてるうちに、もっとこういうの聴きたいなぁとムラユー歌謡への想いが高鳴りまして。以前から思ってたんですけど、どうも上手く見つけられない。ストリーミングでは全然見つけられないし、あの手の古いアジア音楽はどうもストリーミングではほとんど聴けないですよね。CDも見つからない。

僕が聴きたいのはA.Kadirという人なんですけど、CDは入手が困難で、大阪のプランテーションのHPにもうすぐ入荷という情報があったんですが、コロナの影響か全然入荷せず。Youtubeでなら色々聴けるんですけどね。ずーっとあぁ心おきなく聴きたいなぁと思い続けていたんですよね。

そんな時に出会ったのが、インド洋の向こう側であるザンジバルのシティ・ムハラム。
ターラブの伝説的歌手、シティ・ビンティ・サアドのひ孫だそうです。そもそも僕はターラブってちらっとしか聴いたことないんですけど。

ここ数年、いや10年くらいですか、マレーシアやインドネシア、他にもギリシャなどの音楽に時折合われれるアラブ的な薫り、旋律に静かに心惹かれるようになっていたんですよね。
それはある種のエキゾチシズムに惹かれるというような部分もあるんですけど。

このシティ・ムハラムについて僕が語れることは多くない。
ノルウェイ人ベーシストによるグルーヴィな演奏も、全体のグルーヴで聴かせる録音も現代的に響かせるおおきな理由のひとつなんでしょう。
インド洋のあっち側とこっち側、ムラユー歌謡をむさぼり聴けるようになるまで、いやなっても愛聴するであろう傑作です。
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戸嶋 久

傑作ですよね。よく聴いています。
by 戸嶋 久 (2020-11-01 21:01) 

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