若き日々への郷愁 [ポップ/ロック]
やばいもう11月。今年もあと2か月。
ここ数か月、イアン・デューリーのレビューをやってたせいで、急性デューリー中毒みたいになってしまっていて、ぜんっぜん新作をちゃんと聴けてなかったんです。
12月のベスト選に向けて、いろいろ聴きこんでいこう。別に無理して聴くこともないんだけど。
ボスの新作はもちろん、聴いてます。
昨年のアルバムも良かったですよね。ソングライターとして今も前進しているところが感じられて。
といいつつ、購入しないままだったんですが。
新作「Letter To You」はEストリート・バンドと一緒。
5日間で録音したってことで、ライブ感たっぷり。
音楽的には王道のスプリングスティーン節。
この高騰感があって、聴き手を励まし背中を押してくれるロックンロール。
そうそうマネできるもんじゃない。
70過ぎてもいまだパワフルだけど、ここでは若き日々への郷愁もにじませる。
70年代に書かれたという3曲はディランからの影響が如実に垣間見える。
白眉はその中の一曲「If I Was The Priest」。リズムの刻みがちょっとザ・バンドっぽい。
だからか、リヴォン・ヘルムに歌ってもらいたいと思える曲です。そういえば、リヴォンは再結成ザ・バンドで「アトランティック・シティ」を歌っていたっけ。