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ソン・ランの響き [映画]

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1980年代サイゴン。孤独な二人の男がひかれあい、友情が愛に変わる3日間の刹那的な物語を、ベトナムの民族楽器ソン・ランの音色にのせて描く恋愛ドラマ。

レオン・レ監督:ソン・ランの響き
全く期待しないでLGBT的な映画と思って見に行ったら全然違った。素晴らしい映画でした。こういうことがあるから、あまり先入観で切り捨てないで見た方が良いんですよね映画って。主人公二人のうちひとりはカイ・ルオンの役者という設定なので、カイ・ルオンが舞台シーンもふんだんにあって興味津々で見ました。劇場にはオペラのオーケストラ・ピットみたいな演奏家のスペースがあるんですね。あの独特のベトナミーズ・ギターの演奏シーンもあるし、一人がタイトルにあるソン・ランを弾き、もう一人が即興で歌うシーンは心震える美しいシーンでした。そう画として美しいシーンの多いことも印象的でした。ベトナム音楽に興味のある人は必見。それでなくても傑作です。
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