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ニューオーリンズで寛ぐアルト [R&B/JAZZ/etc]

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くぅーたまらん!
頭3曲だけでニヤニヤが止まらない。
再演「Cross The Track」に、ミーターズ「Just Kissed My Baby」、リー・ドーシー「Yes We Can Can」と続くんだから、そりゃニヤニヤしちゃうよ。

リリースを楽しみに待っていたメイシオ・パーカーの新作「Soul Food: Cooking With Maceo」は素晴らしくご機嫌なアルバムです。
先に公開されていた曲を聴けば、そりゃとりたてて新しいこともないし、77歳なんだからブリブリに熱いブロウが聴けるわけでもないんだけど。ほぼ予想通りのアルバムでした。
でもさぁ要はこのグルーヴですよ。

ドラムにニッキー・グラスピー、キーボードはアイヴァン・ネヴィル、ベースにトニー・ホールとダンプスタファンク組をはじめとするニューオーリンズな面々による鉄壁のニューオリンズ・グルーヴ。
これには抗えませんねぇ。
そんなグルーヴにのってメイシオが気分よく歌ってサックスを吹いてくれるんだからご機嫌じゃないわけがないっしょ。

2、3曲目以外にも「Right Place Wrong Time」もあるニューオーリンズ・クラシックと「ロックステディ」などのソウル・ナンバー。一息入れるレイ・チャールズやプリンスのスロー・ナンバー。最後はヒュー・マサケラ「Grazing In The Grass」でタウンシップ・ジャズも薫る。

メイシオをそれほどたくさん聞いてるわけじゃないけど、こんななにべったりニューオーリンズと絡んだことはなかったと思う。御大のアルト・サックスの音色も心なしか生まれ故郷に帰ってきたような寛ぎを感じる快作です。
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