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ハリージーからブギーまで [アラブ]

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昨年11月にアンガームの新作がリリースされてました。前作は2019年の初頭でしたから2年ぶりくらいか。
タイトルは「Mazh」。1曲目がそのタイトル曲。揺蕩うようなストリングスをバックに風に揺れるようなメリスマが美しい。続く2曲目は王道のシャバービーで、この2曲で絶好調は未だ維持していると確信できます。

でも驚いたのが3曲目。こ・これは。ブギーじゃん。
確か以前アンガームはエレクトロニックなことして大失敗したと聞いてます。僕はそれを聴いてないので比較はできませんが、今回はばっちりオッケーじゃないでしょうか。
ホーン・セクションとバック・コーラスも華やかに、四つ打ちのディスコ・ビートにのせて余裕のこぶしを震わせてますよ。

後半になるとポリリズミックなビートが腰に来るハリージーなど、ダルブッカの音がやけに耳につきます。前作は王道の歌を聴かせるシャバービーが中心でしたから、今回はハリージーからブギーまでちょっと羽目をはずして?比較的ダンサブルな曲が多めです。
とはいえ一番長尺の古典歌謡な「Anani」などもあり、全15曲1時間13分。大作といっても良いかもしれない。

それにしてもYoutubeを見れば全曲のMVがあって、全曲音源を公開するのは珍しくないけど。全て舞台セットと映像をバックに歌うスタイルですけど、全曲MV作るってのはやはりコロナ禍で、コンサートもできないからなんでしょうか。

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