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Love Languageについて [ひとりごと]

気が付いたらクイーン・ナイジャが結構なお気に入りになってました。
ケラーニ~ジェネイ・アイコ路線のフロウで聴かせるシンガーですね。こういうの聴いてると知らないうちにこれがとっても心地よく感じられるようになるんですよね。

来週初めてのフル・アルバムだとか。楽しみ。

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最高にクールだけどIt Ain't Cool [Ten More Turnips from the Tip] [イアン・デューリー]

デューリーが最後に残した3曲のうち続いて2曲目は「It Ain't Cool」。
これはタイトルに反して、最高にクールなジャズ・ファンク・ナンバーです。デューリー&ブロックヘッズによる究極のファンク・ナンバーだと思います。

全ての楽器が複合的に組み合わさったアレンジの妙味に聴くたびに魅了されてしまうんですよ。
シンプルなドラム・パターンの上にベースとエレピのユニゾンによるテーマ・リフ。左のギターは細かいカッティングで、右のギターは頭がどこかわからないようなフレーズをぐるぐる。このイントロだけでご飯三杯。

アメリカのファンク・バンドはやっぱり感覚的というか持って生まれたものがそのまま出てるって感じがします。ダンプスタファンクもね。でもブロックヘッズの場合、やっぱりイギリス人。後天的に身に着けたゆえの繊細さというか、アレンジとかね。それが良いんですよ。

例えば左のギターのカッティングはイントロではずっと聞こえるんですが、歌が始まると消える。2つめのヴァースから再登場。2コーラス目になるとデューリーの歌の構成が1コーラス目とは若干違うのに合わせてかはじめの2小節はなくて後の2小節にはでてくる。
多分これも何言ってんだかわからないと思いますけど、こういう細かい足し算引き算というかアレンジの妙味が聴いてて面白いんですよ。僕は。
ここでこうしてこうなってんだ。って感じで。

この曲の僕の唸りポイント全部挙げときましょう。
ブリッジでの右から聴こえるギター。たった一音をずっとベンディングとかでウィ~~~~ンと変化させていくフレーズ。これもアイデアだなぁと思う。

間奏のジャジーなピアノも最高にクール。
その後、サビがあってコーラスが何度も繰り返されます。
その後のドラム・ブレイク。ドラム・ソロってほどでもない。まったくどうってことないドラム・ブレイクですけど、ピアノをバックに畳みかけてゆくところがスリリング。

で、その後にホーン・セクションが入ってくるんですね。ここまで全く登場しなかったのに。
これはジラッド・アツモンが吹いてるんですが、前任のデイヴィ・ペインもそうでしたが、ライブとかではローランド・カークみたいに一度にサックス2本加えて吹いたりする人です。多分ここでも多重録音じゃなくて、2本くらい加えて演奏してそうです。ホーン・セクションっていってもサックスのユニゾンみたいなフレーズなので。

そして最後にエレピ・ソロが続きます。間奏もピアノでしたけど。っていうか間奏もエレピだと思いますけど、生ピアノに近い音で、エンディングの方はローズかウーライツァーかな。

演奏についてばっかりになっちゃいましたけど、デューリーの歌は王道のデューリー節。歌詞がまた皮肉たっぷりに辛辣で大好きなんですよ。

俺をダシにして皮肉を言うような道化者が
 イケてると思ってるだろ
俺に弁護もつかねえのに裁判するのが
 イケてると思ってるだろ
俺が口止めされてるのを知ってると
 味なことだと思ってるだろ
いたずらっ子であることが イケてると思ってるだろ
 でもお前のジョークは見当はずれ
イケてねえ
イケてねえ

自分の長所を数え上げる イケてねえ
やってもないことをやったと言う イケてねえ
自分の勝ち分を要求する イケてねえ
 初っぱなからヘタバって 他人の順番になってるってのに

リリース以来、時にちょっといい気になってる自分に冷や水を浴びせてくれる曲です。

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やっぱりクセになるNot Another Love Song [ひとりごと]

以前にも紹介したエラ・メイの新曲「Not Another Love Song」。
やっぱりじわじわーっとクセになってきました。

こいうの見ると来日公演やっぱ行けばよかったなぁと思う。

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ロッキン・ステディなグルーヴのDance Little Rude Boy [Ten More Turnips from the Tip] [イアン・デューリー]

91年のセッション3曲、前作の未発表2曲が終わったので、続いてアルバムのハイライトであるデューリーが最後に残した3曲にいきましょう。
この3曲はほんと素晴らしくて、彼の残した究極の3曲だと思います。

携帯音楽プレーヤーで音楽を聴くようになって、プレイリストを気軽に作れるようになると、この3曲はだいたいどのプレイリストにも入ってくるんですよね。だから僕が一番よく聴いたアルバムは「Mr LOVE PANTS」かもしれませんが、曲単位で言うとこの3曲になるかもしれません。

今日はまずアルバムのオープニング曲「Dance Little Rude Boy」を。
タイトルにルード・ボーイとあるようにこの曲はレゲエというかロックステディでしょうかね。こんな風にロックとレゲエのリズムが絶妙に混交した曲を僕は他に知りません。パンク以降レゲエをやる人が多くなりましたけど、クラッシュにしろスペシャルズにしろミックスするよりそのまんまレゲエをやってましたよね。

肩で風を切るようなこのリズムがルード・ボーイが粋がってる感じを表してるようです。でも曲はそんな若者に苦言を呈するような感じなんですけど。

小粋な身なりに いかしたドレッド
ふんぞり返ったダゲナム歩き
舌先三寸 キューバンヒール
日和見野郎の面構え

甘いコロンに 携帯電話
身振り手振りは ならず者
やくざのカッターで風を切る
虚勢の過剰摂取で

歌いだしの1小節で2度続けて韻を踏んでいくところが歌の方でもグルーヴを出していて思わず口ずさんじゃう。デューリーならではの歌って感じがします。もとがそうだからか訳詞もなんだか語呂が良くってニヤリ。

ブロックヘッズのメンツがドラムがディラン・ハウにサックスがジラド・アツモンに変わってます。演奏もこれぞグルーヴィって感じで最高。もっとみんな演奏家として評価されていいんですけどね。間奏のジョニー・ターンブルのギターもフレーズといい構成といい見事。

エンディングもビシッと終わるところがまたカッコ良し。最高のロッキン・ステディです。

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Housequakeを聴くとHands On Meが聴きたくなる [ひとりごと]

ファンキー・モードなのでもちろん安室ちゃんも聴いてます。
この変態ファンク「Hands On Me」はプリンス「Housequake」の遠い親戚だと思ってます。

もう引退しちゃったんだし、MVはフルで公開してほしいよ。

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Today's choice 2020.10.15 [Today's choice]

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昨夜に引き続き今夜もメイヴィス・ステイプルズを聴く。
93年作「The Voice」、プリンス・プロデュース曲は減りましたけど、代わりにプリンス人脈のリッキー・ピーターソンが冴えた仕事をしてます。
この後のライ・クーダーなどロック人脈よりやっぱりこっちの方がR&Bとしてコンテンポラリーで断然好きですね。好きなプリンス曲「Positivity」もやっててご機嫌です。

これもサブスクにはないですけど、要するにペイズリーパークからのアルバムは聴けないみたいですね。クリントンもないし。
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Today's choice 2020.10.14 [Today's choice]

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今夜のファンキー・スタッフはメイヴィス・ステイプルズの89年作「Time Waits for No One」。
プリンスを聴こうと思ったんだけど、隣りにあったこれを。なんで隣にあるかというと、プリンスがプロデュースしてるから。僕はこれと次の「Voice」共々、メイヴィスといえばこの2枚なんですよね。

冒頭からプリンス印のファンク・ナンバーで89年のプリンスだから、まだ絶頂期だし、最高ですよ。その割には全然顧みられないアルバムですけど。ずいぶん久しぶりに聴くけど、やっぱりこれは名盤だぁ。
それにしてもこーれもサブスクにはないな。ないアルバムばっかり取り上げるつもりじゃないんですけど。スポティファイも全然万能じゃないですね。
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Today's choice 2020.10.13 [Today's choice]

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今夜のファンキー・スタッフはKOKOMOの75年の1st。
英国ロックの脇役?ばっかり集まって作った大傑作。
オリジナルももちろん良いけど、ラスト2曲、ボビー・ウーマック「I can understand it」、アレサ「Angel」は格別。
これもサブスクにはないなぁ。
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Today's choice 2020.10.12 [Today's choice]

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最近はすっかりファンク・モードです。
だからダンプスタファンクの新作はいつかなぁと思いながら、Youtubeでライブ動画を流したりしてるんですが、今夜はアンジェラ・ウィンブッシュの89年作「The Real Thing」を。これもちょくちょく聴いてます。

彼女に関してはこの後の94年作しか聴いたことなかったんですけど、半年くらい前に入手したこちらも素晴らしい。というかこっちの方が良いかも。ドラムの音なんかいかにも80年代っぽいんですけど、全体的には確固としたアンジェラらしさに溢れていて、曲作りアレンジ、プロデュースまでやっぱり才女ですねぇ。

ピシっと背筋が伸びるファンク・ナンバーのタイトル曲に始まる前半のアップだけじゃなく、後半のメロウなバラードも素晴らしく、これは名盤です。ゴスペル・モード全開の「I've Learned To Respect (The Power Of Love) 」は名曲です。なんでこれがサブスクで聴けないんでしょうかね。
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ヴァンのジャズ・ファンク [ひとりごと]

最近イアン・デューリーの記事を書いてるせいで、ちょっと思い出したことがありまして。
デューリーの曲はファンキーな曲、それもちょっとジャジーなジャズ・ファンク的な曲が多いんですよね。チャズが楽理に明るいということもあるでしょうけど。それで思い出したのが、ヴァン・モリソンの「Cleaning Windows」。

基本的にヴァンの音楽はジャズはジャズ、ファンクはファンク、ブルースはブルースといった感じで、一曲の中でいろんなものが混ざった複合的な音楽性ではありません。

だから、ヴァンの曲はジャズっぽい曲はいっぱいあるんですけど、所謂ジャズ・ファンクな曲はない。唯一そういう感覚があるのが、この「Cleaning Windows」のライブ・ヴァージョン。それも93年のツアーの時の。

オリジナルは82年の「Beautiful Vision」に収録されてます。ギターはマーク・ノップラーが弾いていて、曲自体はブルース的なコード構成で、演奏はそれほどブルージーではないですけど、ヴァンらしいソウル・ナンバーです。

この曲は現在に至るまでライブの定番になってますけど、93年のツアーでの演奏はジョージー・フェイムのオルガンがグルーヴィなこの曲のベスト・ヴァージョンになってます。間奏のクリア・トーンのギター・ソロもジャジーだし。

PerfectFitSingle.jpg

95年のシングル「Perfect Fit」に収録されていたんですが、現在は94年のライブ・アルバム「A Night In San Francisco」のボーナス・トラックとして収録されてます。

ひさしぶりに聴いたけど、最高にファンキー&グルーヴィで思わず4回もリピートしてしまった。
Youtubeにはなかったので、ストリーミングでどうぞ。
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