私の居場所は [ポップ/ロック]
つい先日、シングルがと思ったら、アルバムもリリースされちゃったアリアナ・グランデ。新作「Posotions」は約2年ぶりだとか。あれ?前作は昨年のベストにしたんだけどな・・・2年?と思ったら、確かに前作のリリースは昨年頭でした。ライブ・アルバムは昨年のクリスマス・プレゼント気分で聴いたんだった。
前作を聴き倒した私ですから、本作ももちろん気にいって、これから年末までヘビロテ間違いなし。前作は前々作からわずか半年くらいでリリースされましたが、あれはシングル「Thank U, Next」が世界的な特大ヒットになったこともあって、急遽つくられたものだった。だから、楽曲も練られた感じがなくて、勢いで作った感じがありありでした。それがまた良かったんだけど。
14曲も入ってるのに42分ほどで終わる。ほぼ3分前後の曲ばかりで、簡素なトラックのグルーヴの曲が連なって、DJミックスを聴いてるような気にもなる。全体のノリ、グルーヴで音楽を聴く僕にはこういうのは抗えない魅力があるんですよ。
でも本作は前作同様、ワン・シークエンスのトラックをバックにしたようなものもあるけど、より練られた楽曲が多い気がします。普通のポップス的に展開するものもあるし。前々作の「Sweetener」と「Thank U, Next」を合わせたようなアルバムといえましょうか。
先行公開されたタイトル曲では大統領に扮してましたが、今のアメリカに思うところもあるんでしょう。まぁないわけないですよね。
音楽的にはR&B~ヒップホップですけど、アイドル的な花のある彼女の声が音楽を普遍的なポップスとして響かせていて、前作以上に現行世界標準ポップです。この人の居場所はやっぱりポップな陽のあたる場所。
この曲では大人の艶っぽさものぞかせてくれる。