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R&Bのアティチュード [ひとりごと]

今年のベスト10を選びながら、今年はR&Bに関してはアルバム単位ではあまり聴かなかったなぁと思いいたりました。曲単位でダウンロード購入することが多かったような気がします。
R&Bやヒップホップは特に曲単位でどんどんリリースすることが多いジャンルですしね。7-8曲くらいのEPってのも多いし。

ケラーニと先日のティナーシェくらいかな。アルバムで買ったのは。
そのケラーニの新曲「You Know Wassup」が出ました。
アルバム「While We Wait」同様、今のグルーヴに90年代R&Bのアティチュードが乗った曲。エラ・メイやH.E.Rとかもそうですけど、なんかぐるっと一周回ってきた感じがします。


少し前に出たティアナ・テイラーの曲にケラーニが客演した「Morning」。これもそんな感じ。MVがまたエロいですねぇ。「朝まで私に声を出させてよ」ってなエロい歌ですもん。ケラーニはラップっぽい歌で好演。今年随一のメロウを感じる曲です。


昨年の暮れにでたティアナ・テイラーの「Gonna Love Me 」のリミックスはよく聴きました。ウータン一派がラップで客演してて。

R&Bもなんかここ数年、アティチュードというかスピリットというか、そういう言葉として使われ始めましたよね。ロックに関しては「あいつはロックな奴だぜ」とか音楽ジャンルを超えた言葉として使われてましたけど、R&Bもそんな感じになってきました。ヒップホップもそうですね。
それが良いことか悪いことなのかよくわかりませんが。
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ダブ・ポエットのアイランド・イヤーズ [R&B/JAZZ/etc]

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今年は何気にちょこちょことレゲエを聴いてますね。
ストリーミングでリントン・クウェシ・ジョンソンの「ティングス・アン・タイムス」を聴いた後にCDで購入したのが、この2枚組の「Independant Intavenshan: Island Anthology」。
ほんとはストリーミングで聴けない「Lkj in Dub」だけでよかったんですが、中古で安くこれを見つけまして。
ここにはアイランド時代のアルバム3枚とその収録曲のダブをまとめた「Lkj in Dub」が全部入ってるんですよ。代表作「Bass Culture」を以前持ってたんだけど、随分前に処分してしまった。

改めて聴いてみると、
「♬イングラン・イズァ・ビイッチィィイィィィ♬」
あぁこれこれ。うーんかっこいい。なんで処分しちゃったかな。

一応リリース順のアルバムの曲順で入ってるんだけど、ダブはそれぞれの通常ヴァージョンの後にダブ・ヴァージョンが収められてる。

僕はレゲエをクラブ・ミュージックとかと同じようなダンス・グルーヴとして聴いてる感じなので、この曲順の方が楽しめるかな。
リントンって今何してんでしょうね。

特筆すべきは音が良いこと。
レゲエはヘッドフォンで聴いた方が気持ち良いので、はやいとこiPodに入れて外に持ち出そう。
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キレッキレ!のルックアウト・ファーム [R&B/JAZZ/etc]

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うわ!こりゃ燃えるわー。
デイブ・リーブマン擁するルックアウト・ファームの未発表ライブ「Live At Onkel Pö's Carnegie Hall, Hamburg 1975」。このシリーズはウディ・ショウはじめ優れた未発表物を発掘してきますが、今回も素晴らしい仕事です。

ルックアウト・ファームはリーブマンのECMからの同タイトルのアルバムに端を発するグループです。僕もそれほどリーブマンを追っかけてきたわけじゃないですけど、まぁこの頃のリーブマンはマイルス・グループにいたわけですよね。

本ライブは75年の6月、「アガルタ」が2月ですから、マイルス・グループを離れた直後といっていいでしょう。のっけからのリーブマンのサックスはもうフリー一歩手前というか「インターステラー・スペイス」なサックスといおうか、この人はまぁコルトレーンの強い影響下にある人ですから、言ってみりゃここで披瀝される音楽は後期コルトレーンと70年代マイルスの子供みたいなものですね。

でも後期コルトレーンにあったどん詰まりというか行きついた果てみたいな寂寥感はなく、そしてマイルスのような親分のいないこともあって、リーブマンも同世代の若いメンツと思いっきり、やりたいことやってる爽快感にあふれる演奏で清々しい。

2曲目の「The Iguana’s Ritual」はまさにマイルス直系のファンク・グルーヴで、リッチー・バイラークのエレピもその趣を強化してる。バラードの「I’m A Fool To Want You」はバイラークとのほぼデュオといっていい演奏だけど、それだってバダル・ロイのタブラによってマイルスの影が見える。

それにしてもまぁ常軌を逸したようなテンションに圧倒される演奏。
狂おしくサックスを吹きまくるリーブマンに応えるバイラークはじめメンバーもキレッキレ。ラストの「Fireflies」まで一気呵成のライブ盤です。
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マクガフィンについて [ひとりごと]



岡村ちゃんの新曲はライムスターとのコラボ「マクガフィン」。
前回のキック・ザ・カン・クルーとの「住所」もよく聴いたけど、これもヘビロテ決定だな。

ラップも音も別に新しいところは全然なくて、もうスタンダードな風格すら漂う岡村ちゃん節。岡村ちゃんの曲って音圧がすごいんですよね。この曲も低音がフィジカルに刺激を与える感じで気持ち良い。
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Today's choice 2019.11.26 [Today's choice]

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ドクター・ジョンが亡くなってから、ドクターのアルバムを聴き返すことが多いんですが、今夜はこの2008年作「City That Care Forgot」を。

ハリケーン・カトリーナによってニューオリンズが甚大な被害を受けた後に制作されたアルバムで、タイトルからもそれはうかがえますけど、リリース当時もそのことを抜きに本作を語ることができないような感じでした。

でも10年以上たって、こうしてそんなことを抜きにして聴き返してみると、なんとも素晴らしいアルバムですね。今頃になって本作の素晴らしさに気づいた次第。
本作にはクラプトンやウィリー・ネルソン、テレンス・ブランチャードなどゲスト多数なんでうが、そもそも僕はゲストがいっぱいのアルバムってのがあまり好きじゃないんですよね。
そんなこともあってあまり熱心に聴いてなかったのもあるかな。このころからワールド・ミュージック方面に熱心になったこともあってドクター・ジョンの音楽から一番遠ざかっていたこともあるけど。

いろいろ聴き返しながら、ドクター・ジョンっていい音楽人生を送ったんだなぁとつくづく思います。
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歌声に目の前の霧が晴れる [アジア/インド]

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こんなのも買ってた。
イーイーチョンとイーイーモンという姉妹デュオのミャンマー歌謡「YINTHAEKA GANOWIN THAYMYAR」。向かって左が妹のチョン、右が姉のモン。
勝手にミャンマーのザ・ピーナッツと呼んでます。双子じゃないけど。
二人の歌声を初めて聴いた時の目の霧がぱぁーっと晴れるというか、屋根がなくなって空が見えちゃったみたいな、爽快な清々しさにすっかり気に入ってしまって、ソッコーで大阪のプランテーションにオーダーしました。

そもそもミャンマーのCDって買ったの初めてかも。
ミャンマーの音楽ってピアノに顕著ですけど、音階がものすごく変わってますよね。
門外漢の僕にはまったく伝統音楽のように聞こえる曲から、ミャンマー演歌な曲、ミャンマータンズィンっていうみたいですけど、ミャンマー伝統歌謡に魅せられてます。

欧米のポップス的な曲だって今やこんな清々しいポップスないだろって感じで、多分昔の日本の歌謡曲を思い出したりしたせいで、ピーナッツなんて想像したんだと思う。
こんな無垢な歌声を聴いたのは久しぶり。
これも今年のベスト10当確です。

そういえばCDだけ聴いててDVD見てないや。
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アラブ歌謡のミドル・オブ・ザ・ロード [アラブ]

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もうすぐ12月なので、今年のベスト10選ばないとなと思い、購入したアルバムを眺めていると、ブログで紹介してないもがちらほら。他で紹介されているのを見ちゃうと、改めて何か言うこともないと後回しにしちゃいましてね。
このアンガームの「Hala Khasa Gedan」もそんな一枚。
ストリーミングでしか聴けずダウンロードもできなったのが運よくCDが入手できたんですよ。

以前はしなだれかかるような艶っぽい歌声に寄り切られるように溺れてましたが、今作は王道のアラブ歌謡、それもじっくりと聴かせるバラード中心だけに、情感を完璧にコントロールする歌の上手さにほれぼれ。
今日聴いてたら、なんかこれはMOR。アラブ歌謡のミドル・オブ・ザ・ロードだなぁと思いました。シルキーなストリングスにダルブッカやカーヌーンなどアラブの楽器とギターやベースなど西洋楽器のが完璧に融合にも歌伴としか言いようのないバックの音といい完璧にMORですよ。
今年のベスト10に当確かな。

サルサ・ナンバーもあった前作もCDでほしいんだけどなぁ。
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Apple Music Playlist 2019.11.22 [Astral's AM Playlist]

最近はJ-POPにあまり興味がなくなってしまいました。
Flowerも解散しちゃったしね。

ひさしぶりにいくつかチェックをしてみれば、おぉスダンナユズユリーが新曲出してんじゃん!と贔屓筋を盛り上がりついでにまとめて聴いてみたわけです。

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スダンナユズユリー:MGIC TIME
まずはそのスダンナユズユリーですが、かっこいいラップナンバーを期待したのに、アニメの主題歌らしく凡庸すぎるフツーのJ-POPでした。ラップもあるけど思いっきり肩透かしだな。かっこいいジャケみて期待したのに残念。

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Happiness:POWER GIRLS

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Happiness:Chao Chao
続いてハピネスは知らないうちに2曲も出してた。E-girls系のグループはハピネス以外は解散してしまたので、彼女たちには頑張ってほしいですが、シングル2枚計4曲ともヒップホップ的な音作りのアッパー・ナンバーでよろしい。川本璃の歌が良いんですよね。ちょいうるさめなのが無駄にエネルギー有り余ってる感じで好き。どうせならスダンナユズユリーの二人にはラップをかましてほしいんですけど。でもこの2曲は買いだな。

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E-girls:シンデレラフィット

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E-girls:Easy come, Easy go
本家のE-girlsはもうなんだか既視感ありすぎる曲調で、かつての二番煎じを狙ってるのがありあり。紅白にも落選してるし旬の時期はすぎちゃったなぁ。今月から3か月連続新曲リリースの後者も魅力なし。もう鷲尾玲奈はソロに専念してくださいな。

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SCANDAL:最終兵器、君
スキャンダルも新曲を出してた。夏あたりに出たシングルはあんまり印象に残ってない。これもいまひとつ。ちょっとEDMっぽいエフェクトを入れたりしてるところが新機軸って感じでしょうか。いまひとつ魅力を感じない。「マスターピース/まばたき」は素晴らしかったんだけど。来年は多分アルバムがあると思うけど、もしかしたらその出来次第で大きく心が離れてしまうかも。過渡期かな。
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すべてはダンスのため [R&B/JAZZ/etc]

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突如リリースされたティナーシェの新作「Songs For you」。
これは4作目ってことになるのかな。

前作「Joyride」は延期に続く延期で待ちくたびれて聴く前にだれちゃったけど。悪くはなかったんだけどね。
この新作良いね。やっぱこの娘の音楽にはどうにも惹きつけられる魅力があります。それがなんなのかずっと考えてたんですけど、これ聴いてたらわかりましたよ。

本作に収められている曲も決してノリノリってわけでもないんですけど、彼女の音楽はすべてはダンスのためというグルーヴに満たされてるからなんですね。
時にオルタナティブな様相も呈するその音楽が頭でっかちで、僕の苦手なオゲージツ臭が漂わないのは、このすべてはダンスのためっていうことなんですよ。

以前からMVを見るとこの音でよくまぁこれだけ踊りまくるなって思ってたんですけど。
僕が惹かれるのは、ダンス・ミュージックとしてフィジカルに訴えてくるからなんだということが今になってようやくわかりました。

今年年頭にはラップをいっぱい聴こうと言ってましたが、思ってたほど聴けなかった。というか興味が続かなかった。でもヒップホップ的な音は常に近くありました。
ヒップホップのトラックで歌とラップの狭間を行き来するような音楽をよく聴いてたわけですけど、アリアナ・グランデからiriときて、このティナーシェで今年は締めくくられることになりそうです。

とりあえずまだ一回通して聴いただけですけど、思いついた一つのアイデアをこねくり回すことなく放り投げたようなミニマルなグルーヴにはシンプルな美しさがあります。そんなとこにも惹かれます。
やっぱ好きだなティナーシェ。
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Today's choice 2019.11.20 [Today's choice]

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レコードでしか持ってなかったオージェイズの「Love You to Tears」もCDでゲット。これ名盤なんだけどなぁ。100円だった・・・
僕のオージェイズの最高の愛聴盤。

一曲目の「Pay The Bills」から腰にグリグリくるファンク・ナンバーで最高なんですよね。息子のジェラルド・リヴァートにキース・スウェットもいて90’sにアップデートしたオージェイズ。
いやぁほんと最高です。ブックレットのデザインもよくって、レコードにはなかった写真もあって20年以上たってまた盛り上がってます。

なぜかストリーミングでは聴けないので、現在市場価格100円のようだし、見つけた方はぜひともご一聴あれ。
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