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すべてはダンスのため [R&B/JAZZ/etc]

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突如リリースされたティナーシェの新作「Songs For you」。
これは4作目ってことになるのかな。

前作「Joyride」は延期に続く延期で待ちくたびれて聴く前にだれちゃったけど。悪くはなかったんだけどね。
この新作良いね。やっぱこの娘の音楽にはどうにも惹きつけられる魅力があります。それがなんなのかずっと考えてたんですけど、これ聴いてたらわかりましたよ。

本作に収められている曲も決してノリノリってわけでもないんですけど、彼女の音楽はすべてはダンスのためというグルーヴに満たされてるからなんですね。
時にオルタナティブな様相も呈するその音楽が頭でっかちで、僕の苦手なオゲージツ臭が漂わないのは、このすべてはダンスのためっていうことなんですよ。

以前からMVを見るとこの音でよくまぁこれだけ踊りまくるなって思ってたんですけど。
僕が惹かれるのは、ダンス・ミュージックとしてフィジカルに訴えてくるからなんだということが今になってようやくわかりました。

今年年頭にはラップをいっぱい聴こうと言ってましたが、思ってたほど聴けなかった。というか興味が続かなかった。でもヒップホップ的な音は常に近くありました。
ヒップホップのトラックで歌とラップの狭間を行き来するような音楽をよく聴いてたわけですけど、アリアナ・グランデからiriときて、このティナーシェで今年は締めくくられることになりそうです。

とりあえずまだ一回通して聴いただけですけど、思いついた一つのアイデアをこねくり回すことなく放り投げたようなミニマルなグルーヴにはシンプルな美しさがあります。そんなとこにも惹かれます。
やっぱ好きだなティナーシェ。
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