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ジョン・カパイとスティーブ・グレゴリーのこと [R&B/JAZZ/etc]

johnkipiayeredgold.jpg

先日ストリーミングでリントン・クウェシ・ジョンソンの「ティングス・アン・タイムス 」を聴いた時、1曲目のイントロでサックスが軽くソロをとるんですね。そのソロがとっても魅力的で誰だろうと調べたら、スティーブ・グレゴリーでした。

それで思い出したんですよ。このスティーブ・グレゴリーが90年代にリリースした「Bush Fire」(1994)というアルバムのことを。似たタッチのイラストでギタリストのジョン・カパイの「red gold and blues」(1994)というのもありまして、両方とも当時高い評価だったんです。

そもそも僕がこの二人というかスティーブ・グレゴリーの方がちょっと気にかかっていた理由がありまして。この人は90年前後のヴァン・モリソンのバンドのメンバーだったんですね。89年のライブ・ビデオ作品の「In Concert」で彼が吹いてるのが見れます。
でもそのスティーブ・グレゴリーとこのレゲエ・アルバムを作ったスティーブ・グレゴリーは同一人物なのか当時はよくわからなかったんです。見た目普通の白人だしレゲエ・アルバム?多分同姓同名の別人だろうと。
そんなわけで気になりつつも聴く機会なくそのまま現在まで来てしまったんですが。

今回思い出してストリーミングで検索すると見つかりました。邦盤のジャケとは違うけど。
左が邦盤、右がUK盤です。
BushFire.jpg

聴いてみればこれが良いんですよ。
リラックスして聴けるこういうレゲエ・インスト大好きなんです。で当時はインターネットもなかったので調べられなかったんですが、スティーブ・グレゴリーを調べてみれば、はたしてヴァンのバンドにいたスティーブ・グレゴリーと同一人物でした。このアルバムにはジョージー・フェイムも参加してます。20数年かけて謎が解けました。この人一般的にはストーンズの「ホンキー・トンク・ウィメン」でサックスを吹いたことで有名みたいですけどね。

で姉妹盤のジョン・カパイの「red gold and blues」も見つかりました。
こちらも最高のリラックス盤で最高です。スティーブ・グレゴリーも参加してプロデュースはデニス・ボーヴェルです。

両方ともCDが欲しくて探したらスティーブ・グレゴリーの方はプレ値がついちゃってましたが、ジョン・カパイは安く中古を見つけて早速ぽちっと。このアルバム邦盤の方が良いジャケだよな。

これがUK盤。ストリーミングもこれです。
johnkipiayeredgoldUK.jpeg.jpg

気長にスティーブ・グレゴリー盤は探そう。
音楽の中身についてほとんど何も言ってない記事になっちゃった。
それにしても2枚ともこういうのを隠れた名盤というんでしょう。
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