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清々しく爽やかで湿り気を帯びた歌声 [R&B/JAZZ/etc]

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エファ・セリアの「and so it Begins」は昨年のベストに選んだアルバムでした。その後HPをたまにチェックしてたんですが、何の音沙汰もなくって。
「and so it Begins」は実際は2016年リリースで、彼女は本国では俳優とかもやってるらしいので、音楽の方はしばらくお休みなのかなぁと思ってたんですが、彼女のツイッターを見たら1月、4月と新曲が、7月にそれらを含む4曲入りEPがリリースされてました。

前作と音楽性に大きな変化はなく、最近のジャズの動きも反映したネオ・ソウル。ムーンチャイルドとか世界的にそういう音楽がコンテンポラリーになってるので、そんな流れの中に彼女もいるのかな。

こうして新作を聴いて、改めて僕は彼女の声が好きなんだということがよくわかりました。
彼女の音楽にはインドネシア的なところは全くないんですけど、清々しく爽やかでそれでいて湿り気を帯びた歌声は、やっぱり僕にはとってもインドネシア的なものに感じられるんですね。
特別声量があるわけじゃないですけど、節回しや息遣いまでが音楽的というか、歌になってる。
おとなりマレーシアのユナとも音楽性は通じますけど、っていうか同じインドネシアのアンディエンの方が近いか。でもエファ・セリアの方がダントツに好きだな。

おそらく全曲彼女自身の作だと思いますけど、ポップスとしての訴求力があって聴き飽きない曲にソングライターとしての才能を感じます。彼女はお父さんが向こうでは有名なミュージシャンで、お母さんもモデルだか俳優だかで、所謂サラブレッドですね。

本作には一曲だけインドネシア語で歌った曲があって、これなんか特にそう感じます。あぁ日本に来ないかなぁ。

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