Charlie Byrd:The Guitar Artistry of Charlie Byrd
今時チャーリー・バードなんて誰も聴いてないような気がするな。ジャズでバードと言えばチャーリー・パーカーなわけだし、一番有名な「ジャズ・サンバ」はどう考えてもゲッツの引き立て役みたいだし。本作はブラジル音楽に傾倒する前の60年作。落語の枕のような。名人の小話のような。無粋な本音なんて言わない職人芸なガット・ギターが軽やかにスウィング。こんな洒脱な「Taboo」があるなんて驚き。参りました。出会いがしらの名盤。