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Apple Music Playlist 2019.03.12 [Astral's AM Playlist]

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Star Band de Dakar:Psicodelia Afro-Cubana de Senegal
スター・バンドのリイシュー。えーっとユッスーのいたグループだっけ。ンバラになる前のアフロ・キューバン。本場キューバとは違うところがまた大きな魅力ですよねこういうのは。音の方は最高なんですが、イマドキらしくフィジカルはレコードのみ。これがまたジャケといい写真満載のブックレットといい、コレクター心をくすぐるんですよ。最近はもうCD買うかじゃなくてデジタルで済ますかレコードかってのが増えてますね。いちいちこいうのに乗せられてたらキリがないから買わないけどね。
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邦楽CDの高さに心が折れる [ひとりごと]

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昨年、アップルミュージックをしてると、聴きたいものがありすぎてノルマをこなしてるみたいになるのでやめて、今は無料プランでスポティファイを試聴機代わりに使うことにして、気に入ったらCD買ってじっくり聴くというスタイルに落ち着いたんですが。

最近はそもそもフィジカルのない曲が増えたこともあって、今年からは気に入った曲単位で、ダウンロード購入することも増えました。それもあってこの僕もだんだんCDじゃなきゃって気持ちが薄れてきた今日この頃。

それでもiriの新作「Shade」はCDで買いました。そこで改めて邦楽のCDって高いなぁと。
だってアリアナとかFARAとか最近買った洋楽のCDの倍くらいするんだもん。ただでさえ少ない予算が圧迫されちゃって困る。
まぁそんなことはずーっと思い続けてきたわけですが、そもそも以前はJ-POPほとんど聴かなかったから関係なかったしね。どのみちCD買わないと聴けないんだから選択の余地はなかったんだけど、今はダウンロードもストリーミングもあるからさぁ。
それで経年劣化のごとく、遂に心が折れてしまいました。

もうこれからは邦楽に関してはダウンロード・オンリーにすることに決めました。どっかできっちり線引きしないと、どうしよっかなぁどうしよっかなぁと延々悩んじゃうんですよ。
これからも中古とかを安く買うことはあるだろうけど、もう新作に3000円とか出せない。無理。欲しいの他にもいっぱいあるんだから。

そんなわけで、もうすぐ出るサイレントサイレンの新作も予約していたCDはキャンセルして、ダウンロードで買います。まぁ昨年のシングル2枚もダウンロードで済ませたんだけど。それでも大好きなサイサイだしアルバムはやっぱCDじゃなきゃと悩んだんだけど。
あーこれですっきりした。もう悩まない。かな?

今さっきニュースで、ストリーミングの売り上げがダウンロードを上回ったらしい。もうみんなダウンロードもしなくなってるのね。デジタルの世界では音楽はもう所有するものではなくなっているんだって・・・
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トラックに負けない声の存在感 [ポップ/ロック]

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そんなわけでiriの3rdアルバム「Shade」を購入しました。
先行シングル「Wonderland」が良かったので、こりゃ期待できると思ってたんですよ。
で期待以上の出来に一発でやられてしまいました。かっこいい!

昨年の2ndをストリーミングで聴いた時は確か、「こういうラップも歌もという人は、今はたくさんいるんだろうけど、その中で彼女が頭抜けているのかどうかはわからない」とか、書いた覚えがあります。この新作を聴けば間違いなく彼女が頭ひとつ抜けだしたことがわかります。

おそらくトラックメイカーとの共同作業がより密になったことが、訴求力の増した歌と相まって本作の成功の要因じゃないかな。歌へのアプローチが明確になった。
改めてこういう音楽のトラックの完成度は、欧米と変わらないな。日本のトラック・メイカーも優秀です。というかアジア全体そうだと思いますけど。

全曲違うトラック・メイカーなので、一曲一曲バラエティがありながらも統一感もある。
その統一感は間違いなく、この強力なトラックに負けないiriの声の存在感によるところが大きい。若者特有の憂いや不安定さを描く歌詞が、もうそこから遠く離れた自分にもリアルに響くのは、この重心低い声のおかげ。
まだ歌もラップも技術よりも声そのものにある質感に負うところが大きいので、これからもっと技術が上がれば歌としても、もっと味わい深くなるんじゃないかな。別に今が下手ってわけじゃないけど。

音数少ないトラックをバックに虚無的な中にエモーションを敷き詰めていくタイトル曲「Shade」に始まり、あてどなく彷徨う心情をビートに乗せる「Only One」、徒労感をグルーヴの中で開放していく「Wonderland」。この頭3曲ですっかり惹きこまれてしまいました。

魅力的ではあるけど、ほの暗い表情を見せる曲が多い中、トーフビーツが担当した「Flash Light」のポップな軽やかさも光る。
本作で彼女は多くの聴き手を得るんじゃないだろうか。サチモスが一気にブレイクした時を思い出す。
飛躍の瞬間を写し取った傑作です。
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爽健美茶のラップについて [ひとりごと]

朝のラジオから流れてきた女の子二人のラップ・デュオchelmicoの「爽健美茶のラップ」とかいう曲。
爽健美茶のCMソングかなんかなんでしょうか。ふざけてんなぁと思いつつ笑えて好きです。こういうのばっかり好きになっちゃうな。ラップは別に上手くもなんともないけど。
他もちょっと聴いてみたい。

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Apple Music Playlist 2019.03.07 [Astral's AM Playlist]

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スダンナユズユリー:SYY
新曲がたった4曲なのにがっかりして購入を見送ったスダンナユズユリーの1st。こういうJ-POPはやっぱりシングルで聴くもんなのかな。「こんにちWhat’s Up!」のリミックスはラップの流儀とはいえ男ラップはいらない。新曲は相変わらず楽しいし、シングル聴いてなきゃ素直に楽しめたとは思う。そのうち新曲だけダウンロード購入してアルバムの体裁にする予定。でもこのどうしようもなく安っぽいジャケは最悪。彼女達のメインターゲットである中高生にはウケルのか?このセンス全然わからない。シングル「Look At Me」のジャケはクールでカッコ良かったのにな。それにしても大好きだったのに、すっかりそっけない感想になってしまうのは、これの前に聴いたiriの「Shade」が最高にカッコ良すぎたせい。こっちはパスしてあっちを買います。
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的皪な歌声 [ヨーロッパ]

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もう一枚スコティッシュ・トラッドを。
これもAfter youで紹介されてましたハンナ・ラリティの「Neath the Gloaming Star」。
こちらも数曲聴いただけで、たちまち清廉な歌声に魅せられてしまいました。

これも今朝歩きながら聴いていたら、ちょうど梅が満開に咲いていて、その昔、澁澤龍彦が梅の花を「的皪な花」と書いていたの思い出しました。
「的皪」というのは白く鮮やかな様を言うんですが、まだ冷たい空気をハンナ・ラリティの白く輝く歌声が震わせるように感じられ、あぁ的皪な歌声だな、なんて思いました。
トラッドといってもコンテンポラリー・フォークって感じなので、聴きやすいし冬の定番になりそう。

これも早くしないと冬が終わってしまうと、2月も終わり頃にようやくオーダーしたんですが、面白かったのが、彼女のHP経由でバンドキャンプから買ったんですが、夜にオーダーしたら翌朝には発送通知が来てて、早!それで届いた荷の宛名が手書きだったんですよ。

今まで何度も海外からCDを買いましたけど、だいたいプリントされたシールが貼ってあるもんですよね。アマゾンのマケプレとかだと。まぁ業者のシステム的にそうなるんでしょう。このCDは自主製作なので、もしかしたら彼女自身が梱包して発送したのかななんて。

「あらオーダー来た!日本かぁ。うれしいなぁ。」それでさっそく梱包して近くの郵便局に走ったりとか。勝手にそんなことを想像して、未だに捨てるに捨てられず・・・
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雨上がりの光に跳ねる [ヨーロッパ]

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ひさしぶりにトラッドのCDなんか買ってしまった。
スコットランドの女性4人組FARAの「Times from Times Fall」。
スポティファイで一聴冒頭のメドレーで早ノックアウト。ゴツゴツとリズムを刻むピアノに三本のフィドルの圧倒的なドライブ感に吹き飛ばされてしまいました。

トラッドは寒い冬に似合うので、とりあえず冬の終わらないうちにとオーダーして、ようやく昨日届いた。もうだいぶ暖かくなってしまったけど、買ったばかりなので今朝聴いてみると。

雨上がり、濡れた路面が朝日に光る光景が、一曲目が始まると音の勢いに光がはじけ、まるでこの音楽が春よ来いと寒い冬を吹き飛ばしていくような。そんな胸が押し広げられるような高騰感に襲われました。音楽ってすごいなぁと感じる瞬間ですよ。こういう時って。

フィドル三人にピアノっていう編成のトラッドなんて初めて聴いたな。でもそれは新しいことをしようとしたというより、気の合う仲間で音楽を奏でてみただけなのかも。
全曲オリジナルと言うのも驚くね。伝統を守るんじゃなく、自分たちで作り始めちゃう。
最近イマドキなヒップホップとかR&Bばっかり聴いていたけど、こんなトラッドもビビッドな今の息吹を感じさせてくれることに感動。

トラッド全然聴いてないけど、近年稀にみる傑作だと思います。
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Soul Sistaをどうぞ [ひとりごと]

今夜は時間がないので手抜き更新。
Bilalの「Soul Sista」をどうぞ。

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Wonderlandについて [ひとりごと]

Youtubeで見つけたiriの新曲「Wonderland」。カッコイイ。
ソニーのウォークマンのCMに使われるらしい。
彼女はこの曲でブレイクするんじゃないかな。

3/6に3rdアルバムがリリースされるとか。
スダンナユズユリーとFlowerをパスするので、ストリーミングで聴いて良かったらCD買おっかなぁ。

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大人の女の装いを感じさせる声 [ポップ/ロック]

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女優、鈴木京香による3曲入りシングル「dress-ing」。
彼女はデビューして今年で30周年だそうで、それを記念しての作品とのこと。
歌手としてのCDをリリースするのは初めてだそうですけど、これが素晴らしいんですよ。

歌が本業でない女優さんの歌と言うのは、他では得られない独特の魅力がありますよね。
女優さんが歌を歌ったりする場合、よくあるのはジャズ。ジャジーな雰囲気で大人の女性の色気を表現したようなものが多い印象があります。そういうものにも素晴らしいものはたくさんあると思いますけど、このシングルがそういったものと一線を画すのはクラブ・ミュージック仕様の音に仕上がっていること。

プロデュースを担当するのは本CDのリリース元SLENDERIE RECODを主宰する藤井隆。お笑い芸人として有名な人ですけど、歌謡曲などに造詣の深い人なんですよね。
本作の成功は、プロデューサーとしての彼の丁寧な仕事の賜物でしょう。
歌い込む必要のない雰囲気っぽく歌をのせればいいエレクトロニックな音作りが鈴木京香の歌声を引き立てています。

ちょっと80年代っぽくもあるエレポップな「海岸線より」はアトモスフェリックなエレクトロニックな音が柔らかく彼女の声を包み込む。舞台の仕事も多いせいかディクションのしっかりした歌声は歌詞の世界を明確に聴き手に伝える。
岸辺の水が跳ねるようなエレクトロニカな「わたしの左岸」は刻々と色を変える水彩画。

歌は特別上手いわけじゃないんですけど、やっぱり雰囲気というか、音の中で適切な役割を演じるというか。上手く言えませんけど。
全曲彼女が作詞を担当していて、女優として常に台詞=言葉に接しているせいなのか、言葉の選び方にセンスが感じられます。

最後のトーフビーツのカバー「水星」は、特に女優ならではの本領を発揮した逸品。オリジナルはサビ以外はラップなんですが、彼女はここで朗読してます。ポエトリーリーディングとナレーションの中間のような。この部分も彼女の作詞なのかな。こういう歌は他では聴けないですよ。

タイトルの「dress-ing」。
どう意味でこのタイトルにしたんだろうと考えて、着飾るわけでもなく着飾らないわけでもない、普段の大人の女の装いを感じさせる本作での彼女の歌声に思い至りました。

このCDシングル3曲しか入ってないのに、2700円もするんですよ。
一応写真集のようなブックレットが付いているとはいえ、まぁバカ高い。高すぎる。ダウンロードなら600円なんですけどね。
でも何度も試聴してあまりに気に入ってしまったので、CD買いましたよ。これはやっぱりフィジカルで持っていたくなる作品ですよ。ブックレットはまぁとにかくとてもお綺麗な方なので、素敵な写真がいっぱいで。値段はともかく商品としては全く文句はありません。

ジャケも素敵だし、音も素晴らしいし、パッケージ商品としてこんな素敵なCDはなかなかありません。傑作と言いきっちゃいましょう。


こっちも良い雰囲気だなぁ。

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