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変わらない変えないという矜持 [R&B/JAZZ/etc]

PLAYING FOR KEEPS.jpg

マライアと一緒に買ったのがキース・スウェットの新作「Playing For Keeps」。
この人のCDは何枚か持ってますが、新作をちゃんと購入するのはこれが初めて。最初はほんとこのミャアミャアいう声が苦手だったからな。気が付いたら好きになっちゃってたけど。
ここにも収められているK-C-iとのデュエット「How Many Ways」は今年最も良く聴いた曲です。

新作と言っても改めて言うことは何もない。
いつも通り。判で押したようにおんなじとはこのこと。
松尾潔さんがラジオで話してましたが、以前キースとの会話で、
「次のアルバムはどんな感じ?」
「前作と同じだよ」
「なんか新しいこととか?」
「いや・・・前と同じ」
というやりとりを話してましたが、ほんと同じなんだよな。古くならないように細かいアップデートは施してあるんだろうけど。

ここまで変わらないと変わらない変えない矜持を持ってやってるんだろうなというのは強く感じますね。今回はタイトルにもそれがうかがえます。
ただだからといって、これを聴いていつも通り安心して聴けるR&Bです、なんていうのはちょっと違う気がするんだよね。いつもと同じだけど決してマンネリじゃない。精魂込めて作り上げた職人の魂が細部まで脈打っている。
これが俺の音楽だよとニヤリと笑うキースの不敵な笑みが見えるようないつもどおりのR&Bです。
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