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物憂いエモーションをたぎらせて [R&B/JAZZ/etc]

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マライアのCDなんか買っちゃった。
半年くらい前に100円でベスト盤を買って、たまに聴いてたのでその伏線はあったんですけど。
先行シングル「With You」が良くって。何度も聴いてるうちに気に入ってしまった。最近エラ・メイをよく聴いてたせいかな。同じDJマスタードのプロデュースなんですよね。

4-5年ぶり?のその新作「Caution」。
タイトル曲からするとまぁ「注意して慎重に」扱ってよ。って意味合いかな。
先行公開されてた「With You」や「GTFO」、タイダラー・サインをフィーチャーした「The Distance」を聴いていたので、ある程度想像してましたが、渋い。
というかこのダウナーな感じが今のアメリカのR&Bシーンの旬な音なんですけどね。
エラ・メイやドレイクが売れるアメリカなら大丈夫だろうけど、日本ではどうだろうな。デヴィッド・フォスター作曲みたいなわかりやすいバラードもないし。日本だとまだ90年代前半のポップな歌姫なマライアのイメージが強いだろうから。そうでもないのかな。

でも僕の今の気分にはピッタリだな。僕のようなとりたててマライアに興味をもってなかった聴き手に、マライアを見直させるアルバムかもしれない。良い時にマライアに出会ったかな。
全編物憂くダウナーな曲ばかりなんだけど。これが良い。全10曲38分しかない。でも濃縮されたエモーションのたぎりを感じさせる。さすがそこらの歌い手とは違いますね。地味だけど滋味あふれる曲も粒ぞろいだと思う。シンプルな分、聴き飽きない作品集になったんじゃないかな。まだ数回聴いただけですけどね。ほんと短いのが良い。これくらいだと何度もリピートしちゃう。

ついでにブックレットのマライア。やせてる・・・。
ちょっと写真いじってないか?ってくらい。でも綺麗。

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