SSブログ

2023年版R&B一大音絵巻 [R&B/JAZZ/etc]

thelovealbum.jpg

クレオ・ソルにつられてというか、続けてダウンロード購入したのがディディの17年ぶりの新作「The Love Album: Off The Grid」。ボリュームからしてCDはなさそうなので。9月15日に出たと思ったら5日後に最近のシングル3曲追加したデラックス版がでたのでそちらを購入。

それにしてもキラ星のごとく豪華なゲスト陣がすごい。
ベイビーフィエス、KCヘイリー、MJブライジ、ハーブ・アルパートなどベテランからサマー・ウォーカー、ココ・ジョーンズ、ジャスティン・ビーバーなどの若手まで。ラッパーもバスタ・ライムスから21サヴェイジまで。

本編だけで、24曲1時間20分強、ディディは歌うわけじゃなく基本ラッパーですけど、本作はR&B作といってよい歌もので埋め尽くされていて、プロデューサーとしての手腕が際立っています。クインシー・ジョーンズを思い出しましたね。
90代的な曲もしっかりアップデートして、これぞR&Bといった感じの肌合い、グルーヴの良い曲が目白押し。これだけのゲスト、曲数だと焦点定まらずになりそうだけど、適材適所で個性が際立つ曲をあてがわれて、どのシンガーも見事。

でも僕が一聴して心奪われたのはビートの艶っぽさ、グルーヴの色っぽさなんですよね。
亡くしたパートナーとの関係からこの「愛」をテーマにした作品になったようで、人と人との繋がり、温もりを求めてやまないグルーヴに彩られた2023年版R&B一大音絵巻といった趣の大作であります。

それにしてもケラーニもいるし、H.E.R.もいるし、ジョン・レジェンドもいるし。すごいなぁ。
nice!(0)  コメント(0)