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Apple Music Playlist 2022.12.21 [Astral's AM Playlist]

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Toto ST:Flavors Of Time
ペロラの新作にも曲提供していてシンガーソングライター。一曲目から気持ちいの良いアーバン・ソウル。ほぼ英語で歌っていることもあって、これ聴いてアンゴラの人と思う人はいないでしょう。80年代のAOR~メロウ・ソウルな音楽性を全開していて、フックの聴いた曲作りが上手い。時にスティーヴィーやベイビーフェイスを思わせる歌声もよしの万国共通ポップ。それにしても聴き進めるほどに曲の良さが際立っていて、これだけ良曲揃いってスゴ過ぎ。シティ・ソウルがもてはやされる今なら日本のラジオでもうけるはずなんだけどな。
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ラグジュアリーなキゾンバを越えて [アフリカ]

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アンゴラの歌手ペロラの新作「Sincera」。
前作を聴いたのが昨年なので間が空いた感じがしませんけど、実際は前作は2015年作なので、7年ぶりの新作ということになります。

前作とは違うソングライターとプロデューサーによる制作ですが、その洗練度はもう極致といって良いくらいです。7年かけて制作したってこともないでしょうけど、良い曲が揃っていますね。打ち込みだけでなく生楽器も混ぜて、丁寧に作られているのがよく分かります。

基本R&B仕様のキゾンバですが、「Garante-me」はホーン・セクションとアコーディオンを配した王道のセンバだし、アクースティック・ギターで始まる「Fumo」は子守歌のような童謡のような曲で、途中パーカッションだけになるあたり、アンゴラの土着的な音楽性に関係してるのかな。センバがサンバの語源になったなんてことも思い起こさせる曲です。
シンガーソングライター、トトー・ST の「Você」もキゾンバを外れた普通のポップスで、それがかえってアルバムをスケール大きくするのに一役買っていますね。

ラグジュアリーなキゾンバを越えて音楽性の幅を広げたスケールの大きな傑作です。
ワールド・ミュージック華やかなりし頃のズークのように、日本のラジオでもでこういうのがガンガン流れるといいのになぁ。

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Today's choice 2022.12.19 [Today's choice]

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今夜はイアン・デューリーのトリビュート盤「ブラン・ニュー・ブーツ・アンド・パンティーズ~イアン・デューリー・トリビュート」(2001)を聴いてます。タイトル通りイアンの1stを曲順通りいろんな人が歌いつづったアルバム。

レックレス・エリックのようなパブ・ロックの盟友もいれば、シェーン・マッゴワンやロビー・ウィリアムスなんかもいたりする。
ポール・マッカートニーが参加してるのにはちょっとびっくり。でも「I'm Partial to Your Abracadabra」はなかなかの快演です。基本的にバックはブロックヘッズが受け持っていて、アレンジもオリジナルから大きく変えてない。でも冒頭のシニード・オコナーの「Wake Up and Make Love With Me」とか微妙にリズムのニュアンスを変えたりしていて、どれも小技が効いていて良いんですよ。

ハマりすぎのマッドネス「My Old Man」はじめ、どの曲もイアンへの愛に満ちていて、暖かな気分になる好トリビュート盤です。
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Apple Music Playlist 2022.12.18 [Astral's AM Playlist]

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菊地雅章:Hanamichi
2015年に逝去した菊地雅章の遺作。普段こういう静かな音楽はあまり聴かないんだけど、あの唸り声もほとんど聞こえず、取り上げられた曲が「Summertime」「My Favorite Things」ということもあり、アブストラクトなフレーズの合間に親しみやすいメロディがこぼれ落ち、親しみやすくもある。晴れた休日、窓から差し込む冬の日差しにピアノの音色が戯れるよう。結局一度もライブは見れなかったなぁ。
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Apple Music Playlist 2022.12.17 [Astral's AM Playlist]

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Luther Vandross:I Know
ルーサーの98年作。レコード会社移籍しての心機一転作だったけど、セールスは芳しいものではなかったよう。でもしっかりじっくり制作された良いアルバムですねこれ。アリサの「Get It Right 」の自演ヴァージョンやカサンドラ・ウィルソンとのデュエットなど聴きどころ多し。包容力のあるルーサーの歌声に身を委ねて、極上の時間が過ごせます。
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Apple Music Playlist 2022.12.16 [Astral's AM Playlist]

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Funkadelic:Tales Of Kidd Funkadelic
先日に引き続きファンカデリックを。今日は76年作。のっけからカッコいいファンクロック「Butt-To-Buttresuscitation」で始まる。わさわさした「Take Your Dead Ass Home!」とか、曲によってはパーラメントのアルバムに入っていてもおかしくないファンク・ナンバーも。タイトル曲「Tales Of Kidd Funkadelic」」は12分にわたりバーニー・ウォーレルが暴走するクラシカルかつプログレッシブなファンク・ナンバーで頭をぐるんぐるんさせてくれます。
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Apple Music Playlist 2022.12.15 [Astral's AM Playlist]

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椎名林檎 :百薬の長
ラジオからKID FRESINOの声が聴こえてきて、ん?なんだろ?と思ったら椎名林檎のリミックス・アルバムからの曲でした。彼女の声は苦手なんですけど、曲自体は面白いと思ってて。本作は砂原良徳、STUTS、岡村靖幸、ジャイルズ・ピーターソンなどなど面白いメンツが参加。リミックスなので椎名林檎の声はオフ気味なので気にならず、Ovallによるネオソウル風「カーネーション」など楽しめた。グルーヴィなリミックスが多いので、クラブ・ミュージック的に楽しんだってことかもしれない。
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Apple Music Playlist 2022.12.14 [Astral's AM Playlist]

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Funkadelic:Let's Take It To The Stage
ファンカデリックは「One Nation Under A Groove」しか持ってない。ので、この75年作も初めて聴く。こんなカッコいいファンク・ロック作だったのか。そりゃ「Mothership Connection」を出した年だもんね。ホーン・セクションがないので、ギターがギンギンでよりソリッドに。ラストの「Atmosphere」はバーニー・ウォーレルの奇天烈さが暴走してます。
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アマピアノのクールネス [R&B/JAZZ/etc]

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先日聴いた「ブラック・パンサー」のサントラにも参加していた南アフリカのDJ、DBNゴゴ。
彼女のジャケがインパクトありまくりの「Whats Real」。

アマピアノの人なんですが、ダーバン生まれプレトリア育ち、2020年ごろから活動を初めて本作が初アルバムです。アマピアノはハウスの一種でアフリカ音楽らしいポリリズミックなグルーヴが特徴です。僕はまだ愛聴するような作品に出合ってないんですが、本作がそんなアルバムになりそう。

冒頭からほの暗いクールネスに支配された音像に惹きつけられます。曲によってギターなどアクースティックな楽器が配され、全ての曲にチャントというかラップというかな歌が聴こえます。彼女自身も歌ってるのかな。プログラミングの音ももう最近ではどこかアクースティックな表情も窺えるようになってますよね。

改めてこういうクールネスは古今東西黒人音楽特有のものなんでしょう。静かに覚醒していくようなグルーヴは蠱惑的ともいえる魅力をも湛えています。
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Today's choice 2022.12.12 [Today's choice]

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昨夜はライブを聴いたので、今夜はスタジオ盤を。
僕は遅れてきたプリンス・ファンなんですが、最初にこの「1999」を聴いた時は、ちょっと良さがわからないとこもあった。ミニマルなマシン・ビートによるグルーヴに最初は馴染めなかったんだと思う。

その後、ハウスやテクノを聴いてから、ようやく本作の本領を理解した。
それにしても「D.M.S.R」は最高にカッコいいよね。「Lady Cab Driver」がまた超クール!

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