海辺の映画館−キネマの玉手箱

尾道の"瀬戸内キネマ"が閉館する前日、「日本の戦争映画大特集」を観ていた3人の若者は、突如劇場を襲った稲妻で映画の中にタイムリープし…。今年4月に他界した名匠大林監督の遺作。

大林宣彦監督：海辺の映画館−キネマの玉手箱
昨年は映画を気にしてるどころじゃなかったせいか、この映画のことは全く知りませんでした。戊辰戦争から太平洋戦争まで続く日本の戦争とそれを題材にした映画の歴史が渾然一体のイメージとなってスクリーンから迸りでる。映画って何でもありなオリジナリティーと独創性の塊のような大作。これだけは伝えたいという平和への熱すぎる思いに溢れた３時間。長すぎるし、賛否はあるだろうけど、それも監督はわかったうえ。比類なき傑作と言うべきかな。

iriのゼップ・トーキョーでのライブのダイジェストについて

残念ながら行けなかった昨年12月のiriのゼップ・トーキョーでのライブのダイジェストが公開されました。客席を見るとパラパラしてるので、やはりかなり人数を絞っての開催だったようです。

３月にＥＰがリリースされるとのことで楽しみ。初回盤には昨年のオンライン・ライブのＤＶＤが付くのか。どうしよっかなぁ。とまれ３月にはスキャンダルの新曲もあるし楽しみに待つことにしよう。

Apple Music Playlist 2021.02.04

Raheem DeVaughn：What A Time To Be In Love
ネオ・ソウルの範疇に入る人かな。評判が良いので聴いてみたら、確かに良いですね。同郷の先輩マーヴィン・ゲイへの憧憬をしっかりと昇華して、肉薄するソウルは真に迫っている。曲も粒ぞろいな力作。

Apple Music Playlist 2021.02.03

Bo Dollis Jr & The Wild Magnolias：New Kind Of Funk
え～こんなアルバムが2013年に出てたなんて全然知らなかった。Discogsにも載ってないな。ボー・ドリスってけっこうな年なはずだけど、めちゃくちゃ元気じゃん。と思ったら名前にJrってはいってる。息子かぁ。そうかそうか。ラップが入ったりするしね。でもラップがはいったりギュイーンとギターが唸る曲もあるけど、とにかく主役が元気いっぱいで、それが演奏全体に波及して最高にノリノリのニューオーリンズ・マルディグラ・ファンクに仕上がってます。ここでもちゃんとバトンは受け継がれてるわけだ。タイトルに偽りなしの傑作です。

Apple Music Playlist 2021.02.02

Little Johnny Rivero：Golpe Duro
エディー・パルミエリのグループでも叩いてる太鼓叩きのリーダー作。歌入りのサルサ盤。サルサには疎いんですが、これは良いんじゃないでしょうか。録音も良くって音楽が活き活きとしてます。冬の夜を温めてくれるよ。

Apple Music Playlist 2021.02.01

Delvon Lamarr Organ Trio：Live At KEXP!
昨日聴いた新作が気持ちよかったので、前作のライブ盤も聴いちゃう。いきなり「Move On Up」なんかやってくれるので、既にご機嫌。オルガンって魅力的な楽器なんだあぁ。こういうソウル・ジャズはインスト・サザン・ソウルみたいなものだから、抗えない。ペダルによるベース音がまた気持ち良いんですよねぇ。ピットインあたりで見たいなぁ。