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ニューヨークの巴里夫/マエストロ!/薄氷の殺人 [映画]

五月に見た映画をまとめて。

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40歳の愛すべきダメ男グザヴィエがNYで巻き込まれる大騒動。人生設計ズレまくりの彼をユーモラスに描きながら人生の機微を浮き彫りにする。

セドリック・クラピッシュ監督「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」。
主人公がニューヨークで元妻の現夫のアメリカ人に英語が堪能でないことで気後れしたり、フランス人でもけっこうそういうところあるんだなぁと面白かった。チャイナタウンあたりの風景なども日常のニューヨークの下町情緒が溢れていて、見ていて楽しい。
掘り出し物的佳作。

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不況で解散した名門オーケストラの"負け組楽団員"たちは突如現れた正体不明の指揮者・天道のもとで復活コンサートを目指すことになるが…。

小林聖太郎監督「マエストロ!」。
冒頭WOWOW FILMSと出てきた時点でイヤーな予感。
案の定、こんなもんお金とってみせるもんじゃない。脚本も演出も編集もヒドイ。テレビ・ドラマとしても成り立たないだろう。相応のお金を使って作り料金を取って見せるんだから、もう少しまともなものを作ろうという気はないのだろうか。駄作。というレベルにもない。

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未解決のバラバラ殺人事件と美しき疑惑の女。元刑事の男は真相を追う…。凍てつくような雪景色の街を舞台に、社会の闇を鋭くえぐるサスペンス。

ディアオ・イーナン監督「薄氷の殺人」。
予告のフィルム・ノワールな雰囲気がよくて期待して見に行った。
丁寧に登場人物の心情が描かれていくけれども、説明的ではないので途中で話の筋を見失いちょっとうとうとしてしまった。グイ・ルンメイが儚く美しい。ヨーロッパ映画の芸術的雰囲気への憧憬的演出がまだ憧憬だけに終わっていしまっているのが惜しい。
習作。
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