Today's choice 2014-01-17 [Today's choice]
ドクター・ジョンが若手と組むとロクなことがないと僕は思っている。
90年代のポール・ウェラーらイギリスの若造と組んだ時も一昨年ブラック・キーズと組んだ時も。
だいたい連中はすぐ70年代のブードゥー・ロック的なことをやりたがる。
「ドクター、昔みたいな怪しいブードゥー・ロックやりましょうよ!あれ今やったらクールっすよ!」「おぉそうか!まぁそんなに言うならやってもいいけどな」って会話が交されたのは間違いないはずで。御大も人がいいよ。個々の曲は悪くないんだけど、やっぱ総体として聴くと気に入らない。大いに気に入らない。
まぁあの手の若造連中には王道のニューオーリンズ・ファンク、いや御大いうところのフォンクをやるのは無理なんだろうけど。その点ブードゥー・ロック路線ならなんとなく雰囲気勝負でいけるしな。
そんなわけで今夜取り出したのは2006年のジョニー・マーサーの曲を取り上げた「Mercernary」。
うーん、これだよこれ。やっぱ。大人の諧謔と洗練。
とりたてて自己を主張しなくても自分の音楽になってしまう。
あの「ムーン・リバー」でさえニューオーリンズの月の下でフォンクに揺れる。
ドクター・ジョンはもう随分前から来日してもブルーノートとかビルボードライブとかでしかやってくれない。ホールで見たいんだけど。もう年も年だから次に来たときには見に行こうかな。
こんなの生で聴いたら気持ちいいだろうな。
2014-01-17 23:20
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