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東ベルリンから来た女/アルバート氏の人生 [映画]

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1980年夏、旧東ドイツ。秘密警察<シュタージ>監視の下、田舎の病院に左遷されてきた美しい女医バルバラ。恋人のいる西側への脱出計画を進めるが、誠実な同僚や彼女に信頼を寄せる患者と出会い・・・。猜疑心渦巻く時代、自由と使命に揺れるひとりの女性の心理を繊細かつ静謐に映し出す。

クリスティアン・ペッツォルト監督「東ベルリンから来た女」。
冷戦下の東ドイツが舞台。とりたてて大きな事件が起こるわけではないけど、一定の緊張感が最後まであってひきつけられるように最後まで見た。主演のニーナ・ホスが好演。
良作。

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19世紀アイルランド。ホテルでウェイターとして働くアルバートのある秘密。それは貧しい生活から逃れるため男性として生きる"女性"であるということ…。孤独と哀しみを押し隠しながら、一筋の光を掴もうとした女性の物語。

ロドリゴ・ガルシア監督「アルバート氏の人生」。
こちらも地味ながら主人公を演じたグレン・クローズが素晴らしかった。彼女の演技だけでも見る価値あり。
ラストは悲劇的ではあるけど、見終わった後どこか清々しいのは、主人公のまっすぐな生き方が見るものに伝わるから。やっぱ映画は脚本(本作はクローズ自身が手がけている)が重要ですね。
秀作。
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