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2010年ベスト10 音楽編 [雑記]

ここ2年ほどはエル・スールのHPでベスト10を発表してきましたが、今年はブログを始めたのでもちろんここで。

ではでは、いってみましょう。「ザ・ベスト・テン」方式で10位から発表しようかと思ったけど、もったいぶっても仕方ないので、1位から。

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①Jerry gonzalez y los comandos de la clave ;Avisale a Mi Contrario Que Aqui Estoy Yo
栄えある1位はジェリー・ゴンサーレスの4年ぶりの新作。
ハードボイルドなラテン・ジャズ。タイトル曲はティト・ロドリゲス、その他ペドロ・フローレス、コール・ポーター、エリントンなどを「粋」に調理。コルトレーン作「Resolution」には悶絶。
年末滑り込みで購入したのでブログで紹介し損ねた。年明けにでも詳しくレビューしよう。

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②Bako Dagnon;Sidiba
地味ながら聴くほどに味わい深く、しり上がり気味によくなり気がつけばこの順位。

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③Amazigh Kateb;Marchez Noir
バラエティに富んでいてワールド・ミュージック界今年のMVPでしょ。

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④Orlando Silva;O Cantor Das Multidos - Vol. 3
年末にきてこの人の歌声に惚れた。40年代前半の録音も含むVol. 3を。

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⑤Edouard Benoit;Eritaj
よく歌うサックスの音に魅せられた。もっと聴きたい。

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Richard Thompson;Dream Attic
⑥演奏力の高いバックのメンバーとのライブ・レコーディングがグルーヴィーで◎。

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⑦Jules Arlanda et Ses Interpretes
ここ数年ずーと聴きたかったレユニオン・ヴィンテージもの。やっと聴けてうれしかった。
クロード・ヴィン・サン、ジョルジュ・フォーケイドもよく聴きました。

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⑧Omar Sosa & NDR Bigband;Ceremony
今年前半よく聴いた。アレンジはジャキス・モレンバウム。
改めて聴き応えありますよ。

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⑨Andy Irvine;Abocurragh
あまりに自然体で飄々とした歌と演奏がまっすぐ心に届いた。

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⑩Los Guardianes De La Música Criolla;La Gran Reunion: Cristal Herido
今年初めて聴いたペルー音楽、旧譜だけでなくこの新譜に出会えて幸せ。

次点 Myra Melford ;Whole Tree Gone
10枚に入れたかったけど、聞いた回数が若干少なかったので涙を呑んで。
でも素晴らしいです。

その他、ロス・ロボス、フェイルーズ、イッサ・エル・サイエ、キング・サニー・アデ、ニコラス・クラシッキなどをよく聴きました。

昨年はなかなか聴きたいCDを買えず厳しかったけど、今年は聴きたいものは聴けたと思うので充実のリスニング・ライフでした。
歌ものだけでなく、インスト系がけっこうあるのが自分らしいとこですかね。

何より今年はこのブログをはじめたのが大きく、ブログを通じての交流が楽しく有意義かつ刺激的な一年でした。いつも読んでくれたみなさん、どうもありがとう。
今年の更新はこれまで。
それではよいお年を。
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questao

Astralさんらしい渋~いランキングに憧れすら感じます。
とにかくここの全て、全部聴いてみなきゃと思いますが、とくにバコさん、アマジーグ、リチャード・トンプソン、レユニオンもの、オマールさんあたりは課題ディスクとしてチェックしたいと思います!

Astralさんとはラテンやアフリカ系のアートに関してもお話しさせてもらいまして、そんなリンクした部分を軸に今後もいろいろ教えていただけると嬉しいです。

本年はありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。
by questao (2010-12-29 17:00) 

繁盛亭アルバイテン

ルーツ、ヴィンテージ、自然体といった、Astralさんの好みが反映されたステキな選盤ですね。以前の僕だったら偏執狂的に凝りまくったサウンドに惹かれた部分もあるんですが、年齢を重ねるごとに、自然体な音楽に魅せられるようになってきました。精神は幼児性炸裂ですが、耳だけは成長したのかもしれません(笑)。そんな折、Astralさんのブログはとても興味深かったです。音楽と同列に映画も取り上げてくれはるのも嬉しかったです。昨日発表なされた映画ベストのメモを握り締めて、早速レンタル屋に駆け込みましたよ!
by 繁盛亭アルバイテン (2010-12-29 18:48) 

サユール

僕の聴いたことがあるのは⑤だけでした。でも③、⑥、⑦は聴きたかったですね。あとロス・ロボスも。
リチャード・トンプソンはいつも知らぬ間に新譜が出ているので驚くのですが(単に僕が情報に疎いだけでしょうけど)、そういえば今作のことを知ったのはコチラのブログが初めてでした。
オルランド・シルヴァは聴いたことないですけど、世間と関係ないところで気になる音楽と出会うと、探し出すのが大変な分だけ聴けた時の喜びはひとしおですね。よくわかります。

来年もブログ楽しみにしています!
by サユール (2010-12-29 19:29) 

Astral

questaoさん

あら、やっぱり渋いですか。
自分的にはいつも渋めになってしまうのが不満なんです。
もう少しポップにはじけたのもいれたいんですけど・・・

ラテン/アフリカのアートはなかなか情報が届きにくいのでこちらこそ、多謝です。

繁盛亭アルバイテンさん

「ルーツ、ヴィンテージ、自然体」そんな音楽ばかりに気を惹かれすぎていると時々もっと不自然でルーツもへったくれもない音楽も聴いてみたくなります。そんな時アルバイテンさんのブログはいつも参考になります。来年はちょっと腰が引けつつそこらも攻めていきたいと思ってます。
映画のほう、年末年始の家内レジャーの参考になれば幸いです。

サユールさん

ロス・ロボス、リチャード・トンプソン両者ともキャリアのひとつのピークの作品だと思います。
エドゥアルド・べノアいいっすよねぇ。
もっと聴きたいんですけど、インターネット時代といえどさすがにこういう人達の情報はなかなか探し出せません。オルランド・シルヴァも。でもだからこそそのなかなかわからない、聴けないところを楽しんでいます。

お三方共、ブログ楽しませてもらいました。
来年もどうぞよろしく。よいお年を
by Astral (2010-12-29 20:54) 

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