Apple Music Playlist 2023.09.20 [Astral's AM Playlist]
Apple Music Playlist 2023.09.19 [Astral's AM Playlist]
ボニーの一番のフェイバリット盤 [ポップ/ロック]
ボニー・レイットはおよそ駄作というのがない人だと思うんだけど。まぁ不調の時もあったけど、基本自分に合わないようなことはしない人だしね。
代表作は72年の2nd「Give It Up」だと言うのに何の異論もないんですけど、やっぱり音楽ってリアル・タイムで聴いたものに思い入れができるもので、僕の一番のフェイバリット作は2005年の「Souls Alike」です。
実際このアルバムはほんと良い曲が揃っていて、冒頭の「I Will Not Be Broken」からはじまり、完熟のルーツ・ロックが味わえます。先日取り上げたジョン・クリアリーがレギュラー参加していた頃で、かれが提供した「Love on One Condition」「Unnecessarily Mercenary」はばっちりニューオリンズ印のR&B。
タイトルが歌い込まれる「Deep Water」は珍しくプログラミングを取り入れ、ヒップホップに対応。最近のアルバムではこういう新規なものを取り入れるってこともうなくなっちゃいましたけど、この頃はまだ時代の音と向き合っている感じもあって、そこにも惹かれていましたね。ちゃんとらしさを保った取入れ方が流石。
一番痺れるのは「Trinkets」「Crooked Crown」とクールにグルーヴする2曲が続くあたり。好みが渋すぎる?ラストのジャジーな「Bed I Made」も深い余韻を残す私的名盤なり。
Apple Music Playlist 2023.09.16 [Astral's AM Playlist]
James Brown:The Original Disco Man
JBのこのアルバムは聴いたことあったけ?79年のタイトルどおりのディスコ作。でも冒頭の「It's Too Funky in Here」は普通にコンテンポラリーなファンク・ナンバーだし、次の「Let the Boogie Do the Rest」はブルージーなバラードとおもったら途中からリズムが変わってファンクに変身。4曲目「Star Generation」がようやく四つ打ちのディスコらしい曲。ラストのタイトル曲もディスコですね。やっぱディスコ・スタイルだとJBのアクが弱まる感じというか歌が前に出過ぎちゃ困る音楽だし、まぁ苦しい時代でしたね。
Apple Music Playlist 2023.09.15 [Astral's AM Playlist]
Bongosについて [ひとりごと]
ラップは基本的に言葉遊び的ダンス・ミュージックとして聴いてるので、ポップで楽しいものに惹かれます。
今ならこのカーディBの「 Bongos」。女性の方が華やかなのも◎。
今ならこのカーディBの「 Bongos」。女性の方が華やかなのも◎。
Apple Music Playlist 2023.09.13 [Astral's AM Playlist]
惚れこんで飛び込んだニューオリンズ [ポップ/ロック]
ジョン・クリアリーはもう61歳というからもうベテランもベテランで、もちろん良く知っていますけど、実際アルバムをちゃんと聴いたのは、サブスクで2018年作「DYNA-MITE」が初めてでした。あれは実際良いアルバムでしたね。
だからサイドメンとしての印象が強かったんですが、ここ数年ニューオリンズの音楽があらためて魅力的に響くようになったこともあり、来日記念盤として出た日本独自企画のベスト盤をゲット。
普段ベスト盤ってあまり買わないんですけど、本作は入所困難なEPからの曲も含まれているってことで、ベスト盤を編むときはここらへん重要ですよね。
これまでリリースしたアルバムからまんべんなくってわけでもないですが、冒頭の昨年7インチシングルででたワイルド・マグノリアスのカバー「ニュー・カインダ・グルーヴ」からご機嫌な不滅のニューオリンズR&Bを心置きなくかましてくれます。
アラン・トゥーサン曲はじめニューオリンズ・クラシックはいわずもがなですが、手練手管で演奏してないからだろう、手垢に塗れた感じなく新鮮。惚れこんで飛び込んだ彼の地の音楽への愛情が溢れまくっている。
もちろんニューオリンズ風味だけでなくラテン・テイストなどイギリス人らしいミクスチャー感覚も感じられ、ハイ・サウンドな「ブラザー・アイム・ハングリー」のソウル・フィーリングも本格的、変わり種のフリーのカバー「オールライト・ナウ」もらしさ全開でカッコいい。
ボニー・レイットのアルバムなどでも自作曲が取り上げられてましたが、ソングライターとしてもルーツ・ミュージックの旨みをたっぷりしのばせた良い曲が揃ってるし、ベスト盤の鏡のような選曲に頬もゆるみっぱなしですな。オリジナル・アルバムもちゃんと聴かなきゃな。