Apple Music Playlist 2023.04.09 [Astral's AM Playlist]
Apple Music Playlist 2023.04.08 [Astral's AM Playlist]
Today's choice 2023.04.07 [Today's choice]
アップデートしたサンバ・ファンク [ブラジル]
「アフリカ・ブラジル」を聴いてからジョルジ・ベンがマイブーム。
それで次に購入したのが、95年の「ホモサピエンス」です。89年に改名してるのでジョルジ・ベンジョールですね。ベテランになると、ロックとかでも90年代以降の作品はあまりとりあげられませんけど、これが良いんですよすごく。
今聴くなら「アフリカ・ブラジル」より断然こっちだと思うな。「アフリカ・ブラジル」はやっぱり70年代ってかんじだけど、こちらは非常にコンテンポラリーな音作りで、既に四半世紀経っているとはいえ音質的にも古さはないし。壮年期に入ってもなお意気盛んなアップデートしたサンバ・ファンクがグルーヴしてますよ。実際相当充実していた時期なんじゃないでしょうか。
冒頭ヒップホップなビートにブルージーなギターが絡む「Ave Anjos Angeli」ではいきなりベンジョールがラップをかましてくます。まぁちょっと野暮ったいのは笑って許しましょう。だいたいこの年代の人でラップに挑戦したい人なんていたかな。
「Rabo Preso」はトーキングというかトースティングというかな歌にホーン・セクションが絡むワン・コード・ファンク。
白眉は自身のバンドを讃える「Little Black Joe'S Band」かな。これもカッコいいブレイク・ビーツなサンバ・ファンクで心も体もウキウキと揺れます。規則的なビートにピアノとトロンボーンがジャジーに絡む「Ubirani Ubiraci」もクール。
僕が最初にブラジル音楽に興味を持ったのがこの頃で、前年94年にカエターノ・ヴェローゾの「粋な男」を聴いてるし、その後のライブ盤や「リーブロ」も聴いてる。このジャケ結構インパクトありますよね。ミュージック・マガジンも熱心に読んでる頃だから、このアルバムも邦盤が出てるならジャケくらい知ってていいはずなんだけど、まったく見覚えがないんだよな。
Apple Music Playlist 2023.04.05 [Astral's AM Playlist]
YELLOW MAGIC ORCHESTRA:LONDONYMO LIVE IN LONDON
坂本龍一の訃報には自分でも驚くほど悲しくなりました。彼の音楽を僕はそれほど近しく聴いてきたわけでもないのに。
YMO世代ではあるけれども、テクノは最も遠いところにある音楽だった。とはいえヒット曲は普通に歌謡曲として耳にはしてきた。デトロイト・テクノを通過後ようやくYMOが僕の中でクローズアップされたけれど、アルバムを熱心に聴くまでには至らず。
でもこの2008年のライブ盤は機械的なはずのテクノがオーガニックとも呼べるグルーヴを獲得していることに当時非常に感銘を受けました。
そうだ「戦メリ」も映画館に見に行ったんだよなぁ。これを聴きながら、改めて彼の音楽はあちこちから聴こえてきてたんだなぁと思う。影響力の大きな音楽家でした。
Fly Girlについて [ひとりごと]
昨年のデビュー曲「Cardboard Box」が日本のラジオでかかりまくっていたFLOの新曲「Fly Girl」。
ミッシー・エリオットを招いてこれも90’sオマージュな曲です。
だいたい最近はソロ・シンガーばっかりでガール・グループってだけで珍しいですよね。そうUK産なんだった。
正統派&キャッチーです。
ミッシー・エリオットを招いてこれも90’sオマージュな曲です。
だいたい最近はソロ・シンガーばっかりでガール・グループってだけで珍しいですよね。そうUK産なんだった。
正統派&キャッチーです。
Today's choice 2023.04.03 [Today's choice]
掬えば手には [本]
Apple Music Playlist 2023.04.01 [Astral's AM Playlist]
Bernardo Couto:Bernardo Couto
ポルトガル・ギター奏者の2022年作。他にアルバムはないみたいだから初作かな。でもギターラ・ポルトゥゲーザとなるとやはりファドの伴奏楽器となるわけで、たぶん歌手のバックで活動して来た人なんでしょう。ギターといっても音も形もギターとは違いますよね。どっちかというと形はブズーキやマンドーラに似てます。音も細くて高いし。
本作はインスト作とはいえ、やっぱり歌のないファドというか歌の代わりにギターが歌うという感じでしょうか。普通のギターとのデュオということもあり、ショーロ的な雰囲気も漂う。そんなわけで春の宵にくつろぐにはぴったりの作品であります。