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蘇る不滅のビート [アフリカ]

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くぅ~たまりません。このうねるビート。
今頃こんなライブが聴けるなんて感涙です。
マハラティーニ&マホテラ・クイーンズの発掘ライブ「Music Inferno: The Indestructible Beat Tour 1988​-​89」。バンドキャンプで300枚限定ってことで、お店には並ばないかなと思いソッコーでオーダーしましたよ。

91年に彼らは来日しましたが、残念ながら僕はその時のライブは見てません。雑誌にインタビューが載っていたのを覚えています。そもそも「ザ・ライオン・オブ・ソウェト」はいつ買ったんだっけか。

ボブ・マーリーとかサニー・アデなんかと同じ、これが俺たちの音楽だ!どうだ!と世界に打って出ようという気合というか気概というか。そんな熱い思いが音に溢れていて胸いっぱいになります。
とはいえ、マーリーやサニー・アデとは違い、ンバクァンガは70年代に全盛期を迎えていたわけで、「ザ・ライオン・オブ・ソウェト」も往年の録音集だった。インタビューでもマホテラ・クイーンズは子育てで一時活動休止してたとか話してたと思う。そんなグループが再結成しての新たに世界に打って出たというか、ワールド・ミュージック・ブームの中で光が当たったということなんでしょうか。

司会者の高揚した掛け声も高らかに始まるライブは、新しいビートを熱狂的に迎える英国のオーディエンスのダイレクトなレスポンスにマハラティーニ&マホテラ・クイーンズもそれを超える熱さで応えている様が伝わってきます。
巻き込むというか、つんのめってけつまづくような勢いのマッゴナ・ツォホレ・バンドのグルーヴはもう最高で、座っていても腰が動いてしまう音楽地獄を堪能。

なんかひさしぶりにブックレットの写真を眺めながら、実際のライブの画を思い浮かべたりしてます。全15曲77分とCDめいっぱい収めたのも偉い。
タイトル通り不滅のビートがビンビンに脈打っている最高のライブ盤です。

ちなみにバンドキャンプで買うとダウンロード版も付いてきて、そちらは5曲多く収録されています。
13曲目と14曲目の間に、曲じゃないんですけどマハラティーニとマホテラ・クイーンズのによるバンド・メンバー紹介しゃべくりが収められていて、ライブの様子をまた違う形で伝えてくれます。
そして、CDだと最後の15曲目の後にも4曲収録されていて、ウェスト・ンコーシのサックスが熱くブロウするインスト曲もあるし、もうこれでライブ丸ごと収めたって感じかな。
最後の2曲はサウンドチェックの音源で、一曲はサックスとアコーディオンのインスト曲で、2曲ともリハだからかラフにリラックスしながらもメチャグルーヴィなンバクァンガが楽しめます。
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