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アップデートしたサンバ・ファンク [ブラジル]

HomoSapiens.jpg

「アフリカ・ブラジル」を聴いてからジョルジ・ベンがマイブーム。
それで次に購入したのが、95年の「ホモサピエンス」です。89年に改名してるのでジョルジ・ベンジョールですね。ベテランになると、ロックとかでも90年代以降の作品はあまりとりあげられませんけど、これが良いんですよすごく。

今聴くなら「アフリカ・ブラジル」より断然こっちだと思うな。「アフリカ・ブラジル」はやっぱり70年代ってかんじだけど、こちらは非常にコンテンポラリーな音作りで、既に四半世紀経っているとはいえ音質的にも古さはないし。壮年期に入ってもなお意気盛んなアップデートしたサンバ・ファンクがグルーヴしてますよ。実際相当充実していた時期なんじゃないでしょうか。

冒頭ヒップホップなビートにブルージーなギターが絡む「Ave Anjos Angeli」ではいきなりベンジョールがラップをかましてくます。まぁちょっと野暮ったいのは笑って許しましょう。だいたいこの年代の人でラップに挑戦したい人なんていたかな。
「Rabo Preso」はトーキングというかトースティングというかな歌にホーン・セクションが絡むワン・コード・ファンク。
白眉は自身のバンドを讃える「Little Black Joe'S Band」かな。これもカッコいいブレイク・ビーツなサンバ・ファンクで心も体もウキウキと揺れます。規則的なビートにピアノとトロンボーンがジャジーに絡む「Ubirani Ubiraci」もクール。

僕が最初にブラジル音楽に興味を持ったのがこの頃で、前年94年にカエターノ・ヴェローゾの「粋な男」を聴いてるし、その後のライブ盤や「リーブロ」も聴いてる。このジャケ結構インパクトありますよね。ミュージック・マガジンも熱心に読んでる頃だから、このアルバムも邦盤が出てるならジャケくらい知ってていいはずなんだけど、まったく見覚えがないんだよな。
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