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人力ブレイク・ビーツの歪なグルーヴ [R&B/JAZZ/etc]

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ちょっと前からスポティファイで何度も聴いて妙に気に入ってしまったネイト・スミスのドラム・ソロ・アルバム「Pocket Change」をダウンロード購入。CDはなくてフィジカルはレコードがあるのかな。

何しろドラムだけだから購入するのちょっと迷ってたんですよね。
つってもドタバタと所謂前衛的なドラム・ソロのアルバムじゃなくて、簡単に言えば人力ブレイク・ビーツですね。クリス・デイヴ以降というか。こういうビートが今やジャズだけでなくポップ・ミュージックの一大潮流になってますね。

JBなんかのドラムをサンプリングしてループさせる、れがまぁブレイク・ビーツなわけですが、そのビートが元ネタとは違うグルーヴを生み出すのと同様、そのブレイク・ビーツを模した本作のようにミュージシャンがブレイク・ビーツを模して演奏する、そのビートにもまた違うグルーヴがあります。たぶん。何が違うのか聴きながら考えるんですが、よくわかりません。

ほんとただドラムが叩かれているだけなんですよね。
所々拍が妙な具合になったり、ズレたりとういのがまたカッコいい。気持ちいい。
同じグルーヴがずっと続いていくのとは違う。数小節でビートがリセットされるグルーヴ。
ほんとドラムだけなのに全然飽きないんですよ。たぶん僕がグルーヴやノリを中心に音楽を聴く人間だからだと思いますけど。
ベースを弾く人はこれに合わせて弾いたりする楽しいだろうな。

あと曲によってドラムの音色も違っていたりして、チューニングとか音の取り方とかに気を付けて録音されてるのかな。そもそも僕はこのネイト・スミスのドラムをよそでは聴いたことないんですよね。多分。最近のジャズをそれほど熱心に追いかけてるわけではないので。ホセ・ジェイムスとかで叩いているらしい。ホセ・ジェイムス興味ないな・・・

でもこのアルバム相当気に入ってます。聴いてるうちに病みつきになります。

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