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四月の永い夢 [映画]

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3年前に恋人を亡くした、27歳の初海。ある日、彼が最後に初海に宛てた手紙が見つかり…。心の奥の小さな秘密から解放されていく彼女の日々を、監督自身の経験を元に優しい眼差しで描く。

中川龍太郎:四月の永い夢
全く期待せずに見に行ったら思いがけず素晴らしい作品でした。主人公役の朝倉あきの言葉にならない想いを表情だけで伝える演技が素晴らしかった。淡々としていながらも、実際特別なことは何も起こらないのだけど、ちゃんとドラマを感じさせるのは映画としてのストーリーテリングというものをよくわかっているからだろう。思わずにっこりしてしまうラスト・シーンのオチには静かに感嘆しました。まだ20代というこの監督の今後に注目したい。
ほんといい映画だった。なんか言い足りない。主人公が少しずつ少しずつ過去から解き放たれていく失っていくまた自分を発見していく様が美しい映画でした。
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