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洗練されたブードゥー・ファンク [R&B/JAZZ/etc]

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いやぁサッカー日本勝ちましたね。
昨夜は最高に興奮しましたよ。そういう人多いでしょう。

最近ファンキー・モードなので、そんなのばっかり聴いてます。
今夜はドクター・ジョンの94年作「テレビジョン」を取り上げましょう。いつもどおりチョロっと書いて終わりにしようかと思ったけど、少し長く記したくなった。

これってリアル・タイムで聴いてますけど、あまり印象に残ってない作品だったんですよ。でも最近、聴きなおして、これは名盤だと思いなおしましたよ。このアルバムが出た当時の僕はやっぱりドクター・ジョンというと、70年代の「ガンボ」や「イン・ザ・ライト・プレイス」あたりが好きで。もっといなたいというか泥臭いというか。そっちの方が好きだったんですね。

このアルバムはもっと洗練されてますよね。
ニューヨークでの録音でギターのヒュー・マクラッケンがプロデュースを手伝い、ランディ・ブレッカーやロニー・キューバーが参加。90年代以降を支えるバンド、The Lower 9-11を率いる前だけど、ベースのデヴィッド・バラードはもういます。

冒頭のタイトル曲からセカンド・ライン・ファンクが全編にわたって冴えわたっていますよ。
「Witchy Red」のようなサイケなブードゥー・ロックも都会のネオン・サインの下で怪しげにグルーヴしています。ドク・ポーマスとの共作曲でのブルージーな雰囲気も格別。もちろんあのニューオリンズ・ピアノも随所で軽やかに転がっていますよ。

ニューオリンズ印のグルーヴが最高な「Shut D Fonk Up」~スライのカバー「Thank You (Falletin Me Be Mice Elf Again)」と続くあたりがアルバムのハイライト。

今思えばドクター・ジョンが一番充実した活動をしていたのは、90年代だったんじゃないでしょうか。ドラッグ問題もなく気力体力十分。
キャリア通してアルバムの数も多いので、その中に埋もれてしまっているような気がしますが、これは最高のファンク・アルバムです。
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コメント 2

戸嶋 久

デイヴィッド・バラードはベーシストじゃなかったでしょうか。
by 戸嶋 久 (2022-11-24 22:03) 

Astral

としまさん

あ、間違えた。
訂正しました。
ドラムはハーマン・アーネストIIIでしたね。ここには参加してませんが。
by Astral (2022-11-25 07:39) 

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