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腕利き達の演奏者としての力量 [R&B/JAZZ/etc]

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トランペット奏者、マーキス・ヒルのライブ盤「New Gospel Revisited」。
本作は、2012年のデビュー作を新たなメンバーで演奏したライブ盤。録音は2019年。デビュー作を聴いてないので、比較はできません。
マーキス・ヒルって名前は聞いたことあったけど、どんな人だっけ。と思ってチラッと他もさわりだけ聴いたけど、ヒップホップとかのリズムも使った。イマドキな感じの人でした。

僕が本作に興味を持ったのは腕利き揃いのメンツ。
ジョエル・ロス、ケンドリック・スコット、ウォルター・スミスⅢ、ジェイムズ・フランシーズ、ハリシュ・ラガヴァンという最近のジャズの注目盤を聴けば必ず名前が見つかる人たちですよね。

それで聴いてみたら、なんか70年代のブラック・ジャズのような黒々としたグルーヴ漲る音におぉっと身を乗り出しちゃいました。こういうの好きだったんですよね。セシル・マクヴィーとか思い出しちゃいました。演奏力の高いプレイヤー達が思う存分、その力量を発揮しています。ジャケにも現れている宇宙指向?もブラック・ミュージックの伝統ですね。

最初の「Law & Order」からして14分、他の曲も比較的長い演奏で、たっぷりとジャズならではの醍醐味を味わえます。「Autumn」のような抒情的な曲での美しいアンサンブルも聴きもの。曲の途中にインタールードのようにそれぞれのソロ演奏が添えられていますが、それぞれのアルバムではコンセプトやコンポジションに気を取られてしまう有能な演奏者たちの、一人の演奏者としての素顔が見える熱気あふれるライブ盤です。
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