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鑑定士と顔のない依頼人 [映画]

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天才オークション鑑定士に舞いこんだ、ある屋敷の美術品鑑定依頼。待ち受けていたのは、秘密の部屋から決して出てこない女。果たして本当の目的とは?すべての伏線が衝撃と驚愕の結末へと誘う、極上のミステリー。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督「鑑定士と顔のない依頼人」。
巧みなプロットのミステリーと思ってみていたら結構単純だった。そこはこっちの勘違い。
でも見終わってお見事!とにかく主演のジェフリー・ラッシュが素晴らしい。
脇を固めるジム・スタージェス、ドナルド・サザーランドに主人公のファム・ファタール役のシルヴィア・ホークスも魅力的。その配役も含めて主題をくっきり浮かび上がらせる演出にはケチの付けようがない。
個人的にはちょっと出来すぎだけど、もう一度じっくり見返したい名匠による巧みな技が味わえる一品。
お勧めします。

痛みを孕んだ甘美な音楽はエンリオ・モリコーネ。ちょっとサントラ欲しい。

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コメント 2

シャケ

こんばんは。この作品、ヨーロッパらしいミステリー<ラヴな作りで好きです。
一度きりしか観ていませんが、前半でジェフリーがサザーランドに向かって「才能のない画家」と切り捨てたシーンがあって、その時のサザーランドのリアクションが、かなりさりげない演技だったですね。このへん二度観の愉しみがあるように思います。
by シャケ (2014-04-26 23:05) 

Astral

シャさん

>この作品、ヨーロッパらしいミステリー<ラヴな作りで好きです。

この映画イギリスが舞台ですけど、イタリア映画なんですよね。
欧州映画らしさが存分に薫るところも魅力です。

>一度きりしか観ていませんが、前半でジェフリーがサザーランドに向かって「才能のない画家」と切り捨てたシーンがあって、その時のサザーランドのリアクションが、かなりさりげない演技だったですね。このへん二度観の愉しみがあるように思います。

見終わった後はちょっとモヤモヤした気分だったんですけど、ゆっくり反芻するうちに胸に深く胸に落ちてきたような感じで。いい映画だったなと。
結末を知った後でもう一度見直すと改めて発見がありそうですよね。
DVDで再見するつもりです。
by Astral (2014-04-27 18:51) 

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