SSブログ

ツリー・オブ・ライフ/蜂蜜 [映画]

tree.jpg

1950年代テキサスでの少年時代に思いを馳せるジャック。厳格な父と、純粋すぎるほど愛に満ちた母、そして弟たちの鮮烈な記憶。自らの記憶に向き合い、父との確執の意味をたどる。そして、過去から未来へと受け継がれていく<生命の連鎖>を見い出す壮大なドラマ。

テレンス・マリック監督「ツリー・オブ・ライフ」。
2011年カンヌ国際映画祭 パルム・ドール作品。
賛否両論あるみたいなので、用心して見に行きました。

監督の個人的な世界観、人生観みたいなものを映像化した映画。
いかにも西欧的でついでにうすっぺらい。
恐竜が走ったり、母親が宙を舞ったりして笑える。
ショーン・ペンが渋い。その渋い顔で深刻な表情してあちこちさまよう。これも笑える。
「自然の神秘」的な映像はとても綺麗でした。

難解でも哲学的でもなく賛否両論言うほどのこともない。
取るに足らない作品。退屈。

hachi.jpg

手つかずの森に囲まれた山岳で両親と暮らす6歳のユスフ。養蜂家の父と過ごす時間が大好きだったが、ある日父が森に入ったきり戻らなくなり・・・。現代トルコ映画界を代表する監督が叙情的とも言える圧倒的な自然描写で描く、一編の詩。

セミフ・カプランオール監督「蜂蜜」。トルコ映画。
冒頭のシーンだけでこれはすごいと思わされた。
所々、ヴィクトル・エリセ監督「ミツバチのささやき」を思わせるシーンがあったけど、
事実「ミツバチのささやき」に比肩する作品だと思う。
これだけ詩的で美しい映画もめずらしい。
この作品に比べれば「「ツリー・オブ・ライフ」の映像的美しさなどはただのコケオドシでしかない。
音楽は一切使用されず自然音のみ、とりたてて劇的な事件もおこらないので疲れていたら睡魔に襲われてしまったかもしれない。
三部作の最後の作品らしいので前2作も見たい。
日曜の朝からいい映画を見た。本年度屈指の名品です。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。