BIUTIFUL ビューティフル

大都市バルセロナの片隅、あらゆる闇取引で生計を立てる男ウスバル。貧困の中２人の子供と、情緒不安定でドラッグに頼る妻を抱える彼はある日がんで余命２ヶ月の宣告を受ける。死をつきつけられた男の哀しくも美しい生き様を描く。

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督「BIUTIFUL　ビューティフル」。
この監督の作品は「21グラム」「バベル」を見たことがあるけど、両方ともいい役者をつかってシリアスなテーマを扱いながら、見終わったあとは、「で、結局なんなんだよ！」という、単に重たいだけの作品をつくる人という印象。

本作も主演のハビエル・バルデムはじめ役者はいいんだけど、やっぱり必要以上に重くシリアスすぎるし、テーマの追い込み方も甘い。
この監督の作品とはどうも相性が悪い。