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マルチーニョ・ダ・ヴィラをようやく聴く [ブラジル]

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先日、ロベルト・シルヴァのCDを買った時、他にもブラジルものをまとめて購入しました。
今日紹介するのは、マルチーニョ・ダ・ヴィラの「Canta Canta, Minha Gente」。邦題は「サンバを歌おう」。

サンバは最初にオルランド・シルヴァみたいな古いサンバ歌謡を好きになってしまったのと、それ以外だともっと素朴なエスコーラ系を聴いていたので、これまでマルチーニョ・ダ・ヴィラまで興味が届かなかったんですよね。

本作は74年のアルバム。
1曲目から人生賛歌と呼べるような王道の伝統サンバで、窓から差し込む日差しの中で聴いてると自然と心も軽くなります。「 Malandrinha」のようなセンチメンタルな曲も良くてメロディメイカーですねぇ。「Visgo De Jaca」のホーンの使い方はサンバというよりソウル的なフィーリングを感じます。最後の曲は打楽器だけをバックにしたアフロ・サンバでサンバ中興の祖と呼ばれるのも納得。

一曲僕が知っている曲がありました。
「Viajando」、この曲はマルチナリアが2003年作「Pé Do Meu Samba」で歌っていました。まだサンバなんてほとんど聴いてなかった頃ですけど、お父さんの曲だったのか。この曲もマイナー調で、じわ~と抒情が広がってゆく味わい深い曲です。

このジャケもいいですよね。この頃の彼のアルバムはどれも同じタッチの絵で同じ人が描いてるのかな。
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