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即身仏を訪ねて~鶴岡・酒田紀行 [雑記]

連休は山形県の鶴岡と酒田へ行ってきました。
山形には即身仏が多くあるということを知りまして。そういえば山形って行ったことないなぁ。
即身仏を尋ねるってのも面白いかもと思っていい機会なので行ってきた。特別そういうものに今まで強い興味を持ってったわけではないんですけど。

明け方に家を出て、新潟経由で鶴岡へ。10時半には着きました。といっても4時間以上もかかったんですが。
着いてすぐに駅前のホテルに荷物を預け、レンタサイクルで南岳寺へ。

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ここに即身仏になられた鉄竜海上人が祀られています。祀られているというかおられるというか。お寺の方が詳しく説明してくれましたが、部屋の中はさすがに厳かな雰囲気が漂い、厳粛な気持ちになりましたね。この地方に即身仏が多いのは修行の場である湯殿山という霊山があるからだそうです。

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鶴岡公園の中の鶴岡出身の作家、藤沢周平記念館へ。
一度も作品を読んだことないんですけど、映画などはけっこう見てます。読んでみたいとは思ってたんですが。トヨエツ主演の映画で見た「必死剣 鳥刺し」を資料室でしばし読み耽る。

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庄内藩校致道館。

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昼頃からはちょっと雨。

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出羽三山も雲に隠れがち。

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雨も上がり明るくなってきた頃、鶴岡の豪商旧風間家住宅 丙申堂へ。

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雨で濡れた庭が風情もあり侘び寂びを感じたり。

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風の強い土地柄、屋根皮が飛ばないように上に石を敷き詰めている。

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こちらは客をもてなすための別邸、釈迦堂。こちらも様々な植物に覆われた庭が美しい。できればツツジの花が咲いている頃がよかったらしいんだけど。

翌日は酒田へ。
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酒田出身の写真家、土門拳記念館。

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庭は華道草月流三代目家元勅使河原宏によるもの。
他にもイサムノグチによるオブジェがあったり、土門拳と親交のあった人たちの作品も所々に。

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最上川。予報は雨だったが、あまり降られなかった。ものすごく蒸し暑かったけど。

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酒田港の市場で美味しいものを食べようと思ってたのに、長蛇の列に涙をのんで諦める。

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海向寺。ここには忠海上人と圓明海上人の二人の即身仏が祀られています。
ここでも外の暑さを忘れ厳粛な気持ちで対面。

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本間家旧本邸。鶴岡同様酒田もその昔から港町として栄えたので豪商の名残を残す邸宅が多い。入口の木は樹齢400年だとか。

山形といっても鶴岡・酒田は新幹線で行ける米沢なんかと違いとても行きにくい場所ですけど、即身仏を訪ねるなんていう、ある意味酔狂な目的でもない限り行くことがない土地なので行けてよかったかな。即身仏を見れたのはなかなか得がたい体験でした。
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