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マダム・クルーナーによる夢の時間 [ポップ/ロック]

ランニング時の給水のために腰に巻くボトルホルダー買ったんだけど、あれ全然ダメ。ベルトみたいに固定されているわけじゃないから走ってるとお腹の方にズレてきて揺れが気になって走ることに集中できない。今日は短い6キロのコースで諦めた。代わりにいつもよりだいぶペースを上げて走ってみた。結構きつかったな。距離的に物足りないから明日も軽く走ろうか。
午後はひさしぶりにエル・スールヘ。会計時に店長から「渋いセレクトですね」と言われた購入CDの紹介はまたいずれ。

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今日は先日届いたばかりのコシミハルの「MOONRAY」をご紹介。
コシミハルって名前くらいしか知らない。細野晴臣周辺の人ってくらい。
アップル・ミュージックで聴いた前作「マダム・クルーナー」が素晴らしくって聴き終わる前に新作をポチってしまいました。「マダム・クルーナー」って言葉だけでセンス良すぎじゃない?
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前作「マダム・クルーナー」のコンセプトをより深化させた作品で、古いアメリカン・ポピュラーソングやシャンソンらをクルーナーの時代のエスプリさえも味わえるように手を尽くされた歌と演奏でもって聴き手は供される。
今年はフレッド・アステアのCDを買ったりしたけど、アステアの「The way you look tonight」が収録されているのもうれしい。これだけ聴いていても十分楽しめるけど、Youtubeやアップル・ミュージックを駆使してオリジナルと聞き比べるのも一興だろう。と思ったら既にだれかがまとめてた。
https://www.youtube.com/watch?v=q6ZOvPa7NJc&index=1&list=PLX5zS6JNLR0ZpgTShn2Z8DU9ieP6PNiuF
クルーナーの時代への憧憬をさりげなく表現した彼女の歌も格別。ここでの英語とフランス語による歌のディクションの素晴らしさも特筆すべき。これ聴いたら明菜の「Unfixable」での問題点もよくわかってしまった。

このCD四千円もするんですよ。自主制作だから。せっかくだから彼女のHPからサイン入りのものをオーダーしました。ついでにジャケがシングル・レコードくらいの大きさで装丁もとっても素敵。その装丁の素敵さにも惹かれてのジャケ買いでもあったかもしれない。
ライナーノートに自身の言葉で綴られた一曲一曲の解説。まだ数回しか聴いてないけど、たった37分しかないのに音楽が流れるその時間の贅沢さは格別。ある種演劇的でもあるけど、コシミハル扮するマダム・クルーナーによって差し出される夢のような時間に酔わされる。冬の長い夜の良き友になるでしょう。

男女問わず未来だけでなく過去も語れる大人へのクリスマス・プレゼントにどうぞ。
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こちらは前作より。これもいずれCDで欲しいな。

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シャケ

ぎやっ!買ったんだね。これ、いいよね。見栄えするし。
意外と普通のCDケースよりも、傾けるだけでスルスルと取り出しやすいのです。
コシさんは文学や演劇との近似性がありそうですね。最終的に音だけでけっして過剰ではない説得力を感じます。いまは、他のCDとこのアルバムをサンドイッチにして繰り返してます。
by シャケ (2015-12-05 20:59) 

Astral

シャケさん

買っちゃいました!ご紹介いただなかったら出会うこともなかったでしょう。感謝。
大きいケースはあまり好きじゃないんですけど、これはちょっと持ってて嬉しいですよね。アルバム・コンセプトにも沿ってますしね。
Youtubeに昨年の「マダム・クルーナー」のライブ映像が少しありますが、演劇的な部分も多いようですが、音楽は音楽として独立してますね。聴くほどに発見がありそうで聴き込むのが楽しみです。部屋で流してるだけでもちょっといい雰囲気になりますもんね。
by Astral (2015-12-05 21:35) 

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