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Apple Music Playlist 2015.12.04 [Astral's AM Playlist]

最近アップル・ミュージックで聴ける邦楽が増えた気がする。Flowerも前は聴けなかったのに今は聞けるようになってるし、スキャンダルも全部聴けるようになった。
今日はアジアのロックを聴いてみました。

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GIGI:Mohon Ampun
インドネシアのロック・バンド、ギギの2015年作。何作目か知らないけど結成20年に及ぶようだからベテランですね。このアルバムすっごいカッコイイんですよ。テクニック的にもメチャクチャ上手くて、欧米のロックに影響を受けながらもそれを完全に消化し自分たちの音楽に昇華しています。このバンドのことを調べてたらインタビューが見つかって日本にもきたことあるんですねぇ。驚き。他にもこのバンドのギタリストが今年リリースしたアルバムのジャケを見たらあれ?見たことある。After youさんで紹介されてましたね。ギターがやたらとテクニカルでうまいんですよ。王道のロックです。

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Bamboo:Bless This Mess
もう一枚は先日2011年作を聴いたバンブーの新作。フィリピンの人です。ちなみに前作は既にCDで入手済み。前作はストリングスが入ったりシンガー・ソングライター的な作品でしたが、4年ぶりの新作はロックですね。こちらも欧米のロックを完全に消化した煌くような才気が溢れる素晴らしいアルバムです。この人は天才肌の人ですね。メロディが溢れるように生まれてくるんでしょう。好みとしては前作だけどこちらも文句つけるところはひとつもございません。

最近の英米のロックにはほどんど興味がもてないんだけど、例えばフジロックに出演するようなバンドもたまにYoutubeで聴いたりしてもさーっぱりピンと来ない。
変な喩えになっちゃうけど、最近の英米のロックは使い古された資材で作った家みたい。どっかで聴いたことあるなみたいな。メロディもひどい言い方だけど出がらしみたいな。もしくはひねった変化球みたいな音楽だったり。まるで細かい差異を競っているような。ロックじゃないけどジャズ・ザ・ニュー・チャプターってのもなんだかそんな感じに聴こえる。機械のリズムを人間が模倣してなんたらかんたらとか。僕には細かい差異ににしか感じられないんだよな。

でもスキャンダルもそうだけど、アジアのロックは様相が違うようだ。上の例えで言えばピッカピカの新しい資材で作った家って感じ。だからなんの変哲もないドラム・ベース・ギターによるロックンロールなのに新鮮で瑞々しい。なんでアジアのロックだとそうなるのか上手く説明できないけど。

正直に言うとロックに関しては、もうスキャンダルだけ聴いてればいいって気分なんですけど、上記2作は現在のアジア・ロックのレベルが英米を遥かに上回っていることを如実に示す傑作です。
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