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元祖歌って踊れて芝居もできる男の粋 [ポップ/ロック]

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E-girlsから歌って踊れるつながり?でよく聴いている、元祖歌って踊れるついでに芝居もできるフレッド・アステアを。
というのは嘘ですけど、以前から古いブロードウェイ・ミュージカルやポピュラー・ソングに興味があったので最近出版された「イージー・トゥ・リメンバー アメリカン・ポピュラー・ソングの黄金時代」という本を図書館で借りてきて、パラパラと拾い読みしていたら、その本でも大きく取り上げられているフレッド・アステアを聴きたくって、中古盤屋をのぞいたらジャケに見覚えのあった「ザ・フレッド・アステア・ストーリー」があったので買ってきたわけです。

これは1952年アステアが53歳のとき往年の自身のヒット曲をオスカー・ピーターソンらをバックに録音したもの。先の本にもでてくるアーヴィング・バーリンやコール・ポーター、アイラ&ジョージ・ガーシュインなどによる正に「アメリカン・ポピュラー・ソングの黄金時代」を彩った名曲がいっぱい詰まっている。

ライナーには「粋とか洗練という言葉の意味がどのようなものか知りたかったら、フレッド・アステアの歌を聴いいてみればたちどころにわかる」とあるが、まさに粋で洗練された音楽に魅せられっぱなし。
とにかくおっしゃれーなアステアの歌いっぷりにほれぼれ。ときおりタップの音も聴こえてきて楽しい。
本作を録音したときにはもう以前のようなミュージカル映画に出演するような年齢ではなかったのでアステアの歌もどこか若き日を懐かしむような風情があるが、曲の素晴らしさは変わらない。
30~40年代の往年のミュージカル映画をじっくり見てみたくなった。

やっぱりこの時代のアメリカのポピュラー・ソングの成熟具合はすごいな。ロックの時代になるともうこういう粋な優雅さはなくなってしまうから。技工の凝らされたメロディや歌詞をもっと吟味して味わえたらいいんだけど。
うーん。とにかく優雅だ。


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