プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命

父と子の血の因果を巡る三つの物語が連鎖し、復讐と寛容がせめぎ合う一つの結末へと向かう良質なドラマ。バイクショーで生計を立てる男は、昔の恋人が自分の子を産んだことを知り二人を養うため強盗に手を染めていく…。

デレク・シアンフランス監督「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」。
ライアン・ゴズリング演じる主人公のキャラもあって彼が主演した「ドライブ」を思い出す緊張感のある作品。
といってもゴズリングは前半で姿を消してしまうんだけど。
登場人物それぞれの苦悩や悲しみを等分に描こうとしたせいか、どのキャラクターも突っ込み不足になってしまったかもしれない。そこが惜しい。ついでにこの邦題、直訳で「松林の向こうに」でいいと思うんだけどなぁ・・・。
でも秀作。おすすめします。