むせかえる熱気あふれるアフリカン・ラテン [アフリカ]
レコオヤジさんの記事を見て、まだ店頭に並んでないのにだして見せてもらったアフリカン・ラテンのリイシューもの。ちょっと見せてもらうだけのつもりが、バオバブの1曲目を聴いて即購入決定。
http://www.youtube.com/watch?v=ByEVtvUsP5s
ユッスーにも影響を与えたというアブドゥレイ・ンバゥプの粘っこい歌声とまとわりつくような熱気を含んだサウンドにやられた。
再結成後の2008年作「メイド・イン・ダカール」は聴いていたけど、あれはカラッとしたラテン・サウンドだった。当然のことながら既に完成されたバオバブ・サウンドの再演でもちろんよかったけど、こっちはラテン音楽に影響を受けながらも自分たちの音楽を生み出そうという正にその瞬間をとらえているってことかな。
2曲目もスローな曲でパーカッションの音もスコーンとぬけずに湿気を含んだ夜の闇に消えてゆく。じっとしていても熱いアフリカの夜を想像してしまう。3曲目は「イッサ・ソウル」というタイトル通りサックスのイッサ・シソッコ作のソウルっぽいインスト。キング・カーティスをセネガリーズ・ラテン的にに翻案したって感じ。
以降も魅力的な曲が続いて「メイド・イン・ダカール」で再演してる曲も何曲かはいってますね。基本ラテンだけどソウル/ファンク的な曲もあり。1枚目最後の長尺の曲はファズ・ギターがギュイーンとうなってアイズレー・ブラザーズみたい。
どの曲もバルテルミ・アティッソのきらびやかなギターが印象的。
ジャケの左下にVOLUME 2-1973-1976とあるから、VOLUME 1があるみたい。
バオバブは今までにもいくつかベスト的なリイシューがあったからかぶってる曲も結構あるんじゃないかな。オリジナル・アルバムのストレート・リイシューらしいけど、2枚組で2枚とも70分以上はいってるから色々詰め込んであるんだろうけど、解説はフランス語のみなのでよくわらからない。どのアルバムをCD化したのかもよくわからない。でも内容は最高です。
ジャケもいいしね。寒い冬にこんなむせかえる熱気あふれるアフリカン・ラテンに身をまかせるのもいい。
ベンベヤとかラバ・ソッセも欲しいなぁ。
2012-02-12 21:44
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コメント(2)
ホセー・アントニオ・メンデスといい、何だかメッチャ早くないですか!ピュッ!予算オーバーどころかドツボの臭いがしますよ!オイラも欲しい!
by 東京レコ・オヤジ960 (2012-02-12 22:33)
レコ・オヤジさん
今年は人の感想見て「これはいけそうだな」とかはなしで、自分で最初からいくことにしてます。
バオバブねっとり暑苦しくていけます。
他にも早いのありますよ!
by Astral (2012-02-12 22:57)